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2024 統治体からの話(4)

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ようこそ
今回は 世界各地で
信仰のために収監されている
兄弟姉妹の様子をお伝えします
拘置所や刑務所にいる仲間です
でもまず 今年の地区大会について
お伝えします
「良い知らせを広める」地区大会が
すでに始まっている所もあります
今回も素晴らしいプログラムが
盛りだくさんです
出席した人たちの声を聞いてみましょう
たくさんの仲間が時間 費用
エネルギーを使って大会に来ています
上司に話して仕事の休みをもらいました
娘は学校を休んで来ています
すごく早起きしました
頑張って大会に来て
よかったと思っています
ここでしか味わえないことがあります
ここでしか会えない仲間もいます
たくさんの兄弟姉妹に会って
みんなとハグできて最高です
オンラインもよかったですけど
会わないとハグはできません
やっぱり会場に集まるのは
ビデオ配信とは全然違います
こうやって集まると楽しさ倍増です
みんなで歌えるのがうれしいです
大勢の歌声が一つになって
響くのを聞くと感動します
力が湧いてきて 頑張ろうと思えます
「イエスが伝えた良い知らせ」の
第1話を見ました
素晴らしかったです
次に聖書を読む時は
ドラマのシーンを思い出して
イメージを膨らませることができます
これまで福音書を読んで泣くほど
感動したことはありませんでした
でも今日は リアルに
美しく映像化されたものを見て
思わず涙がこぼれました
まるでその場にいるみたいに感じました
大会を通してエホバとの絆が深まり
信仰も強くなりました
あと2, 3回は出席したいと
思うぐらいです
こんなふうにエホバの家族と一緒に
いられるのはとてもうれしいことです
本当に大きな素晴らしい家族の
一員なんだという実感が湧いてきます
仲間と一緒にいると幸福感に包まれます
皆さんもぜひ来てください
会場に来て大会を楽しむことを
皆さん全てにお勧めします
そうすればプログラムから十分学べます
それだけでなく
愛する友人たちにも会えます
なかなか会う機会のない
兄弟姉妹にもです
そうやって仲間と励まし合い
力づけ合うことができます
もちろん 年齢や健康上の理由で
会場に来ることができない人もいます
その場合 ストリーミングで
大会を楽しめます
何といっても 今年は
特別大会があります
世界各地で合計15の大会が開催されます
最初のものは6月7日から9日にかけて
グアドループ島で開かれました
この大会には
ジェフリー・ウィンダー兄弟と
クライブ・マーティン兄弟が
出席し 話をしました
世界の11の国からゲストが招待され
最高出席者は8602人でした
土曜日には74人が
バプテスマを受けました
兄弟姉妹が国境を超えて愛し合い
一つになっている様子を
見ることができました
ここから残りの時間
信仰を守ったために収監され
自由を奪われている兄弟姉妹の
様子についてお話しします
このことを考えるのは
ヘブライ 13:3に書かれている通りに
したいと思っているからです
こうあります
「捕らわれている人たちのことを
覚えていてください
自分たちも一緒に
捕らわれているかのようにです
また 虐待されている人たちのことも
覚えていてください
皆さんも同じ体を
構成しているからです」
6月17日の時点で
199人を超える兄弟姉妹が
信仰のために収監されています
どこでですか
9人がクリミア
39人がエリトリア
8人がシンガポール
17人以上がほかの国です
そして収監されている兄弟姉妹が
一番多いのはロシアです
126人が捕らわれています
韓国はどうですか
兄弟たちが兵役を拒んで収監される
ということはなくなりましたが
代わりにきつい代替奉仕を
課せられています
その期間は3年に及び
刑務所の中で暮らし
働くことが求められています
最近 マーク・サンダーソン兄弟が
刑務所での代替奉仕をしている
2つのグループの兄弟たちを訪ねました
韓国の仲間が置かれている状況が
改善されていくことを願っています
そして 信仰を曲げずに
頑張っている兄弟たちと
その家族のために
祈り続けたいと思います
世界各地で収監されている仲間と聞くと
まず兄弟たちのことを
思い浮かべるかもしれません
でも エリトリアでは
12人の姉妹たちが
信仰のために捕らえられ
刑務所にいます
ロシアでは8人の姉妹たちが
収監されています
こういう愛する姉妹たちのためにも
祈り続けたいと思いますね
兄弟姉妹の中には
とても長い刑期に服している人や
身体的な虐待に耐えている人がいます
ロシアのリナト・キラモフ兄弟も
まさにそういう目に遭っています
2024年4月 何人かの囚人が
ほかのエホバの証人の名前を
明かすようにと兄弟たちに迫りました
キラモフ兄弟は勇敢にも
それを拒んだため
4日間にわたって
囚人たちから暴行を受け
スタンガンで撃たれることもありました
私たちはキラモフ兄弟のことを
そして今も収監されている
199人の兄弟姉妹のことを
祈り続けます
もちろんその家族のためにもです
刑務所にいる兄弟姉妹の
信仰や忠誠について考えると
ローマ 12:21を思い出します
「悪に征服されてはなりません
善によって悪を征服し続けましょう」
確かに兄弟たちは
厳しい反対や試練に遭っています
でも 決してそれに
征服されてはいません
むしろ「善によって
悪を征服し続け」ています
そうしている仲間のことを
深く愛し 尊敬しています
逆境と闘っている兄弟姉妹には
そういう状況ならではの
良い知らせを広めるチャンスがあります
そしてチャンスを上手に生かしています
ロシアのビロビジャンという町の
兄弟姉妹のことを考えてみましょう
2018年 警官たちが
この町の22軒の家に
同じ日に踏み込んで捜索しました
兄弟姉妹はそんな中でも
どうやって喜びつつ
良い知らせを広めてきたでしょうか
そしてどんなふうに「善によって
悪を征服し続け」たでしょうか
次の動画をご覧ください
2018年5月17日の早朝
ドアをノックする大きな音で
目が覚めました
ドア越しに「どなたですか」と聞くと
「警察だ」とのことでした
もちろんすごく不安になりました
私たちはみんな
すぐに声を出さずに祈りました
後になって分かったんですが
彼らはこの捜査を
「裁きの日」と呼んでいたようです
150人の警察官が関わっていました
刑事訴追されると
持っていた全ての銀行口座が
凍結されてしまいました
いろんな銀行に行かないと
いけませんでした
スタッフは私を見て
「いらっしゃいませ かわいらしい
過激派さん」と笑顔で言ってくれました
ある時 取り調べのために
FSBに行くことになっていたので
タクシーを呼びました
運転手から「これ どこの住所ですか」
と聞かれたので
「FSBです」と答えました
「そこで働いてるんですか」
と聞かれました
それで「いいえ 取り調べを
受けに行くんです」と答えました
とても驚いた様子でした
私がエホバの証人であることや
信仰のために刑事訴追
されていることを伝えました
数日後 またFSBに行くために
タクシーを呼びました
先回と同じタクシーが来たので
びっくりしました
その時はもっと深い
話し合いができました
今起きていることと聖書の預言が
どう関わっているか
ということも話せました
取り調べを受ける時は
私たちが過激主義者
なんかじゃないことを
分かってもらいたいと思っていたので
いつも親切な話し方や
振る舞いをするよう心掛けました
捜査が終わる時には
カードを作って贈ることにしました
誰に贈るカードにも
その人のいいところや
親切にしてもらったことなどを書いて
ポジティブな内容にしました
弁護士は私のことをとても心配して
気に掛けてくれていました
こう言ってくれました
「エホバの証人は
皆さんいい人たちですし
刑務所に入るべきではないと思います
あなたたちの神が
助けてくれるのは分かっていますが
絶対に最後まで
信仰を捨てないでくださいね」
裁判が始まり 私たち4人は
女性の裁判官の前に立たされました
その人は明らかにエホバの証人が
好きではなさそうで
とても不親切でした
私たちの話を遮り
エホバの証人は教養がないとか
いろいろなことを言って
ばかにしてきました
こう考えました
「エホバは証言するために
私たちをここに来させたはずよね
でも何も言わせてくれない相手には
どうしたらいいんだろう」
それでエホバに「この人の心を
柔らかくしてください
少しでも話を聞いてくれますように」
と祈りました
どんな時も感じ良くあいさつして
礼儀正しく接するようにもしました
いつも柔らかい口調や言葉遣いで話し
にこやかでいるように心掛けました
やがてその裁判官の態度は
変化していきました
私たちの話を聞いてくれるようになり
あいさつしてくれるようにもなりました
私たちが集会の録画を見ている時は
その女性もノートを取りながら
聞いていました
こう聞かれました
「今どこ読んでたの?」
動揺してどこだか分からなくなったので
「聖書です」と答えました
すると「それは分かってるけど
聖書のどこなの?」と言います
「ヨブです」と言うと
「え?」と返ってきます
「ヨブです」
また「え?」と聞かれたので
弁護士が「ヨブ」と言いました
すると「ああ ヨブね」
と言ってメモしたので
「42:10です」と言ってあげました
判決文を読み上げる時
裁判官は何度もこう尋ねました
「イリーナ 神の名前の発音
これで合ってますか」
こう祈りました
「エホバ 今日は判決の日です
あなたの名前がたたえられますように
裁判官がエホバという名前を
10回言いますように
正しい発音とアクセントで
そうしますように」
なかなかちゃんと言えなかったからです
どうなったと思いますか
裁判中 彼女は神の名前を
きれいな発音で10回言えました
判決の日 たくさんの友達が
裁判所に来てくれました
本当に大勢の人に会って
花もいっぱいもらいました
様子を見ていた
3人の女性が近づいてきて
1人が笑顔でこう尋ねます
「何かのお祝いですか
本当にきれいですね」
それで私も笑顔でこう言いました
「私はエホバの証人なんですけど
今日2年半の執行猶予刑に
なったんです」
女性たちは笑顔のまま
凍り付いてましたよ
私は家で仕事してるんですけど
やって来たお客さんが
たくさんの花を見てこう言いました
「なんか特別なことでも
あったんですか」
「そうなんです」と答えて
私には気遣ってくれる優しい仲間が
いるということを説明できました
あの捜索で23人の
兄弟姉妹が起訴されました
そのうち4人が収監され
今も刑務所にいます
夫たちが刑務所に
護送されることになったので
駅まで行って別れを告げました
電車の中でこう尋ねられたそうです
「あそこに来てる人たち 誰ですか」
何かの支援団体かと思ってたみたいです
兄弟たちはこれから
刑務所に行くというのに
見送りの人たちは
楽しげに歌を歌ってました
振り返ってみると
感謝の気持ちでいっぱいになります
大変な時期でしたが
エホバがいつも支えてくれたからです
試練の間ずっとです
落ち込んでしまって
信仰が弱くなっているような
気がすることもありました
アルトゥールに「本当にエホバは
助けてくれてるのかな」と言いました
するとアルトゥールは
こんなふうに言って
大切なことに気付かせてくれたんです
「君は
本当によく頑張ってるじゃない
エホバが助けてくれてるからだよね
エホバに背を向けたり
裏切ったりしてない
エホバが一緒にいてくれてるから
そうできてるんだよ」
それを聞いて信仰が強まりました
サタンが私たちの力を
奪おうとするときには
そういう強い信仰が必要です
エホバが愛してくれてる
ことだけじゃなく
助けてくれてることも
信じないといけません
サタンは何とかして私たちの
持っている喜びを奪おうとします
でも喜びはエホバから来るので
それは不可能です
それでサタンがどうするかというと
私たちが持っている喜びを
見えづらくします
でも 最高の友達であるエホバは
どんなときでも喜べる理由がある
ということに気付かせてくれます
反対する人たちは
私たちがエホバについて伝えるのを
やめさせたいと思っています
でも結果は逆です
反対すればするほど
エホバの名前は広まっていきます
喜びにあふれた熱い気持ちが
伝わってきましたね
みんな伝道を続け
忠誠を貫くことを決意しています
エホバに頼りながら
自分たちならではの状況を生かして
神について知らせています
もちろん 皆さん全てが
いろいろな困難や逆境に
ぶつかっているに違いありません
それで 今見た動画は
皆さんの力になることと思います
これからどんな大変な
経験をするとしても
エホバに頼って伝道を続けていこうという
気持ちになれたんじゃないでしょうか
エホバに助けてもらえば
私たちは「善によって悪を
征服し続け」ることができます
兄弟姉妹 これからも
「捕らわれている人たちのことを
覚えていてください
[私たち]も一緒に[刑務所に]
捕らわれているかのようにです」
試練に耐えて立派に頑張っている
皆さんのことを誇りに思います
兄弟姉妹全てを心から愛しています
エホバの証人の世界本部から
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