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2025 統治体からの話(6)

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ようこそ
まず励みになる最新情報を
お伝えしたいと思います
前回の話以降
2つの特別大会が開かれました
ジンバブエのハラレと
スリランカのコロンボです
最高出席者数は 2つの会場を合わせて
6万4600人以上に上り
1330人がバプテスマを受けました
20以上の国や地域から
7000人以上のゲストが出席しました
2026年から
これまで「特別大会」と
呼ばれていたものが
「国際大会」と呼ばれるようになります
さまざまな規模の国際大会が
毎年開かれる予定です
前回の話でお伝えした通り
2026年には世界各地で
19の国際大会が開かれます
各国からのゲストたちは
野外奉仕や地元の
兄弟姉妹との交友など
いろいろなアクティビティーを
楽しむことができるでしょう
2025年8月
ドイツのゼルタースにある
中央ヨーロッパ支部に
新しいビジターセンターが
オープンしました
ちょっとのぞいてみましょう
このビジターセンターの目玉は
「光が輝いた!ドイツ語の聖書の歴史」という
新しい聖書ミュージアムです
このミュージアムでは
ドイツ語の聖書の興味深い歴史について
知ることができます
聖書の印刷が始まって
間もない頃に作られた
希少な聖書もあります
展示を見ていくと
最初のうちはラテン語でしか
印刷されていなかった聖書が
後にドイツ語でも
印刷されるようになった
ということが分かります
ドイツ語の聖書が印刷され
広まったことをきっかけに
ヨーロッパのほかの言語でも
聖書が作られるようになった
というのも興味深い点です
このミュージアムには
教育的価値があるとして
地元のメディアでも取り上げられました
中央ヨーロッパ支部の
この新しいミュージアムに
ぜひお越しください
見学は jw.orgから申し込めます
エホバに仕える私たちは
聖書を 単なる歴史的に価値がある本
と考えてはいません
聖書はただの良い本ではありません
私たちにはエホバの導きが必要です
食べ物や衣服 住まいが
必要なのと同じです
エホバはそういうふうに
私たちを造りました
イエスはこの大切な点について
マタイ 5:3で次のように教えました
「神の導きが必要であることを
自覚している人たちは幸福です
天の王国はその人たちのものだからです」
神の導きが必要だと認め
神に導いてもらうようにして初めて
本当に幸せになれるのです
「神の導きが必要であることを
自覚している人」とは
どんな人でしょうか
この表現の元のギリシャ語には
聖なる力を乞い求める人 という
意味合いがあります
道端でぼろぼろの服を着て
うずくまっている
物乞いをイメージしてみてください
痩せこけて弱っています
その人は少しでも足しになるものを
もらおうと必死に助けを求めます
同じように 神の導きが必要である
ことを自覚している人は
自分には神の助けが
どうしても必要だと分かっていて
神の導きを真剣に求めます
そういう人になるためには
どんなものを身に付ける
必要があるでしょうか
福音書に出てくる
フェニキア人の女性から学びましょう
マタイ 15:22-28を読んで
その女性がイエスにどのように
助けを求めたかに注目したいと思います
こうあります
「すると その地方の
フェニキア人女性が来て
『主よ ダビデの子よ
憐れみをお掛けください
娘が邪悪な天使に取りつかれ
ひどく苦しめられています』と叫んだ
しかしイエスは 一言も答えなかった
それで弟子たちが来て 言った
『この女性を追い払ってください
後に付いてきて ずっと叫んでいます』
イエスは答えた
『私は イスラエル国民の迷い出た
羊の所にしか遣わされていません』
しかし女性は来て
イエスに敬意を表し 言った
『主よ お助けください!』
イエスは答えた
『子供たちのパンを取って
小犬に投げ与えるのは
正しくありません』
女性は言った
『そうです 主よ
けれど 小犬も主人の食卓から落ちる
パンくずを食べます』
そこでイエスは言った
『素晴らしい信仰です!
あなたの願う通りのことが
起きますように』
すると 娘はその時 癒やされた」
この女性はイスラエル人ではなく
フェニキア人でした
でもイエスに助けを求め
「憐れみをお掛けください」と
必死にお願いしました
イエスは最初 何も答えませんでした
それから 自分は「イスラエル国民の
迷い出た羊の所にしか
遣わされてい[ない]」と言いました
しまいには その女性を
小犬に例えることまでしました
あなただったらどう感じますか
ばかにされているように感じて
諦めてしまうでしょうか
この女性はそうはしませんでした
この例から 自分が必要としている
神からの助けをもらうために欠かせない
3つの大切なことを学べます
謙虚さ
粘り強さ
信仰です
この人は謙虚だったので
イエスの言葉にむっとしたりは
しませんでした
自分の立場をわきまえつつ
憐れみを掛けてほしいと
イエスにお願いしました
そして この人は粘り強く
お願いし続けました
「この女性を追い払ってください」と
イエスの弟子たちが言っていても
諦めませんでした
さらにこの人は
イエスなら助けてくれるという
強い信仰を持っていました
おこぼれでいいからあずかりたいと
思っていたのです
女性の信仰に心を動かされたイエスは
異例のことをします
イスラエル人ではない
その女性の願いに応えて
娘を癒やしたのです
この出来事から分かる通り
エホバもイエスも 神の導きを
切実に求める人を助けたいと
心から願っています
フェニキア人の女性のように私たちにも
謙虚さ 粘り強さ 信仰が必要です
先ほど 私たちが神の導きを
必要とするのは
食べ物や衣服や住まいを必要とするのと
同じだとお話ししました
神からの導きや助けも
衣食住に例えることができます
では 1つずつ考えてみましょう
1つ目に 食べ物ともいえる
神からの教えです
イエスは天に行く前に
「私の小さな羊を養いなさい」と
ペテロに言いました
ペテロはその言葉通りにしました
エホバの導きの下
聖書の一部となった2通の手紙を
書くこともしました
でもペテロは 自分自身のことも
神からの教えで養う必要がありました
それで パウロが神に導かれて
書いた手紙も
じっくり学びました
ペテロは パウロの手紙には
「理解しにくい箇所」もある と
正直に言っています
全く同感です
でもペテロは諦めませんでした
そうした手紙に含まれている
「固い食物」を理解し
自分のものにできるよう
エホバが助けてくれるという
信仰を持っていました
私たちも 日頃から聖書の真理で
自分を養う必要があります
固い食物を食べたいという気持ちを
ぜひとも育てましょう
すぐには理解できない深い真理も
取り入れる必要があるからです
これには時間や努力をかける
価値があります
エホバへの愛や
エホバについて語りたいという気持ちが
強まるからです
衣服のようなものとしては
何があるでしょうか
コロサイ 3:9, 10にはこうあります
「古い人格とそれに伴う習慣を
脱ぎ捨て
新しい人格を身に着けましょう」
パウロはまさにそうしました
クリスチャンになる前は
激しい気性の持ち主でした
使徒 9:1によると
イエスの弟子たちに対する
激しい怒りのあまり
彼らを「脅し 殺そうと
意気込んで」いました
でも 幻でイエスを見て
生き方を変えようと決意します
パウロの努力はその後も続きました
「自分の体を打ちたたき」
不完全さと闘う必要があったのです
パウロは古い人格を脱ぎ捨て
新しい人格を
身に着けることができました
エホバの助けがあったからです
ぜひ倣いたいお手本ですね
どれほど長くエホバに
仕えてきたとしても
努力を続ける必要があります
時にはがっかりすることもあるでしょう
古い人格はもうすっかり
脱ぎ捨てたと思っていても
何かの拍子にまたひょっこり顔を
出したりします
そんなとき どうしますか
古い人格を脱ぎ捨て
新しい人格を身に着ける
努力を続けましょう
そうやってエホバに素敵な服を
着せてもらいましょう
本当の意味で幸せになるためには
神からの食べ物や衣服のほかにも
必要なものがあります
安心して暮らせる場所です
詩編 27:5で
ダビデはエホバがしてくれることに
ついてこう言っています
「神は災難の日に
私を避難所に隠してくださる
隠れがである天幕にかくまい
岩の上の高い所に置いてくださる」
ダビデはエホバに従っていた時には
罪深い生き方をする人たちの
悪い影響から守られました
でも エホバの基準を無視した時には
悪い結果から逃れることは
できませんでした
私たちもダビデのように
何かを決めるときには
エホバに導きを求めましょう
時に私たちは 自分がしてしまった
良くない決定のせいで
つらい経験をすることがあります
それはエホバが守ってくれて
いないからではありません
自分には落ち度がないのに
苦しい目に遭うということもあります
そういうときには
祈りで自分の気持ちを
全部エホバに伝えましょう
そうすれば エホバが心と考えを
守ってくれます
エホバは私たちを守って
私たちが信仰をしっかり持って
いられるようにしてくれます
エホバが私たちに
食べ物 衣服 住まいともいえるものを
与えてくれていることに
本当に感謝できます
エホバは私たちが幸せに
生きていくのに必要なものを
全て与えてくれています
マタイ 5:3の通りです
「神の導きが必要であることを
自覚している人たちは幸福です」
幸せになるために大切なこの点を
しっかり覚えておけるよう
2026年の年句として
マタイ 5:3が選ばれました
この聖句のイエスの言葉を
決して忘れないようにしましょう
「神の導きが必要であることを
自覚している人たちは幸福です」
うれしいことに
マタイ 5:3に基づく
新しい歌も用意されています
「神の導きをいつも愛する」
という歌です
神の教えを学んで信仰を強め
神に導かれて歩んでいきたい
という私たちの気持ちが
実に美しく表現されています
この新しい歌を 間もなく開かれる
年次総会で
ご一緒に歌えるのを楽しみにしています
この歌は162番として
歌の本に追加されます
英語をはじめ 幾つかの言語では
この歌を今すぐダウンロードできます
そのほかの言語でも 準備でき次第
アップされる予定です
皆さん 忘れないでください
神に導いてもらえる人でいるために
謙虚さ 粘り強さ そしてエホバへの
強い信仰を大事にしましょう
そうやって 毎日
私たちが必要としている助けを
エホバから頂きましょう
そうすれば 本当の幸せを味わえます
兄弟姉妹 私たちは皆さんを
心から愛しています
エホバの証人の世界本部から
JW Broadcasting®でした