ノア 信仰によって行動した人
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イエスが亡くなる3日前00:00:12
00:00:12
弟子たちはある質問をしました00:00:14
00:00:14
今の私たちにも
大きな影響を及ぼす質問です00:00:19
00:00:19
こう尋ねました00:00:22
00:00:22
「あなたの臨在と
体制の終結のしるしは何ですか」00:00:28
00:00:28
イエスは新しい世界が来る前に00:00:31
00:00:31
どんな時代になるかを予告しました00:00:34
00:00:34
その時代には 戦争 地震 食糧不足00:00:39
00:00:39
流行病などが生じます00:00:42
00:00:42
次いでこう言いました00:00:45
00:00:45
「洪水前のその時代00:00:47
00:00:47
ノアが箱船に入る日まで00:00:50
00:00:50
人々は食べたり飲んだり00:00:52
00:00:53
結婚したりしていました00:00:55
00:00:56
そして 洪水が来て全ての人を
流し去るまで注意しませんでした00:01:03
00:01:03
人の子の臨在の時も
そのようになります」00:01:07
00:01:08
この言葉から分かるように00:01:10
00:01:10
イエスは ノアが実在し00:01:14
00:01:14
洪水が実際に起きたと見ていました00:01:18
00:01:18
イエスはまた洪水前の時代が00:01:23
00:01:23
今の時代と似ているとも言っています00:01:27
00:01:27
ですから ノアの時代に
起きたことを確かめ00:01:31
00:01:31
そこから教訓を得ることは大切です00:01:35
00:01:36
創世記の初めの数章には00:01:39
00:01:39
アダムとエバがエデンの園から
追放されてから00:01:43
00:01:43
ノアが登場するまでの時代の
生活についても描かれています00:01:49
00:01:50
人々は同じ言語を話しました00:01:53
00:01:54
文字も書いていたかもしれません00:01:57
00:01:57
町も幾つかあったことでしょう00:02:00
00:02:01
銅や鉄で道具を作ってもいました00:02:04
00:02:05
たて琴や笛などの楽器もありました00:02:09
00:02:09
完全だったアダムとエバに
近い存在だったので00:02:13
00:02:13
長生きし 何百年も生きていました00:02:19
00:02:21
でも良いことばかりでは
ありませんでした00:02:25
00:02:25
人々はエホバから離れてしまったので00:02:28
00:02:28
暴力や不道徳に染まっていました00:02:32
00:02:32
そのひどさを見かね
エホバは アダムから7代目の人で00:02:37
00:02:37
正しい人エノクを通し00:02:40
00:02:40
神は悪や反抗をいつまでも放って
おかないということを預言させました00:02:47
00:02:47
神を敬わない人々は処罰されるのです00:02:51
00:02:52
神を敬わない人々がエノクの言葉を
素直に受け入れるはずがありません00:02:57
00:02:57
エノクを憎み00:02:59
00:02:59
殺そうとさえしたことでしょう00:03:02
00:03:02
この預言は エノクが生きている間には
実現しませんでした00:03:07
00:03:07
さらに600年が経過し00:03:10
00:03:10
世の中はますます悪くなっていました00:03:13
00:03:15
創世記 6:1-7を読みましょう00:03:22
00:03:25
さて 人が地上に増え始め
娘たちが生まれると00:03:29
00:03:29
真の神の子たちは 人の娘たちが
美しいことに気付くようになった00:03:36
00:03:36
そして気に入った女性たちを
妻にしていった00:03:40
00:03:40
エホバは言った00:03:42
00:03:42
私がいつまでも人を
大目に見ることはない00:03:46
00:03:46
人は罪深いからだ00:03:49
00:03:49
それで 人が生きるのは
あと120年である00:03:53
00:03:53
その頃 またその後にも00:03:56
00:03:56
地上にネフィリムがいた00:03:58
00:03:58
真の神の子たちが
人の娘たちと関係を持ち00:04:02
00:04:02
生まれた子たちである00:04:04
00:04:05
ネフィリムは 古代の人々の中で
よく知られた00:04:09
00:04:09
力の強い者たちだった00:04:12
00:04:12
そのため エホバは
地上の人々がひどく邪悪で00:04:16
00:04:16
考え方全てが常に悪いのを見た00:04:20
00:04:22
エホバは 地上に人を
造ったことを嘆き 悲しんだ00:04:27
00:04:27
それでエホバは言った00:04:30
00:04:30
私が創造した人を地上から滅ぼそう00:04:34
00:04:35
家畜や空を飛ぶ生き物や
地面を動く生き物も00:04:40
00:04:40
私はこれらのものを造ったことを
嘆いているからだ00:04:45
00:04:48
その頃 一部の天使は00:04:51
00:04:51
人間の女性が美しいのを見て00:04:54
00:04:54
欲情を募らせました00:04:57
00:04:58
これらの天使は神に反逆し00:05:01
00:05:01
地上に降りてきて人間の体を着け00:05:05
00:05:05
女性たちと性関係を持ちました00:05:08
00:05:09
堕落して 邪悪な天使になったのです00:05:12
00:05:13
それらの天使は見た目も頭も良く00:05:16
00:05:16
並外れて大きな力もあったことでしょう00:05:20
00:05:20
多くの女性の心を
とりこにしたことでしょう00:05:24
00:05:24
神を愛していない女性ならなおさらです00:05:28
00:05:28
力ずくで女性を奪うことも
したかもしれません00:05:32
00:05:33
「気に入った女性たち」を
自分のものにしたのです00:05:37
00:05:38
人間は邪悪な天使を目の前にして
なすすべもありませんでした00:05:44
00:05:44
これらの者たちに 娘 姉や妹00:05:48
00:05:48
もしかしたら妻を奪われた人も
いたかもしれません00:05:54
00:05:55
女性たちは妊娠し 子供を産みました00:06:00
00:06:00
でも普通の子供ではありませんでした00:06:03
00:06:03
力が強く 手に負えませんでした00:06:07
00:06:07
乱暴で残酷なことをしました00:06:10
00:06:11
大きくなっても そういうところは
変わりませんでした00:06:15
00:06:15
成長し00:06:17
00:06:17
とても残酷な大人になりました00:06:20
00:06:20
彼らはネフィリムと呼ばれました00:06:23
00:06:23
「倒す者たち」という
意味なのかもしれません00:06:27
00:06:27
人々から恐れられました00:06:30
00:06:30
ネフィリムは父親同様
神を愛していませんでした00:06:35
00:06:35
極悪非道な人間として00:06:37
00:06:37
有名になることを望んでいたのです00:06:41
00:06:42
肉体を着けた天使たちと00:06:44
00:06:44
その子供であるネフィリムは
当時の世界を牛耳り00:06:49
00:06:49
人々に支持されていました00:06:51
00:06:53
その結果 どうなりましたか00:06:56
00:06:57
エホバは人々がひどく邪悪で00:07:00
00:07:00
「考え方全てが常に悪いのを」見ました00:07:04
00:07:05
サタンは人々がエホバを退け00:07:09
00:07:09
どんどん悪くなっていくのを見ました00:07:12
00:07:12
どんなにか喜んだことでしょう00:07:15
00:07:15
でも そんな世界の中で00:07:20
00:07:20
エホバの側に付く人がいました00:07:23
00:07:24
誰でしょうか00:07:26
00:07:26
創世記 6:8から読んでみましょう00:07:30
00:07:32
しかし ノアはエホバからの
好意を得ていた00:07:37
00:07:37
以下はノアについての記録である00:07:40
00:07:40
ノアは正しい人で
当時の人々とは異なり00:07:44
00:07:44
非の打ちどころがない人だった00:07:47
00:07:47
ノアは真の神と共に歩んだ00:07:50
00:07:50
やがてノアに3人の子
セム ハム ヤペテが生まれた00:07:56
00:07:56
一方 地上は
真の神から見て堕落していて00:08:00
00:08:00
暴力があふれていた00:08:03
00:08:03
神が地上を見ると
堕落していたのである00:08:07
00:08:07
人々は皆 非常に悪い生き方をしていた00:08:11
00:08:13
ノアは架空の人物だと言う人もいます00:08:17
00:08:17
箱船も 大洪水も伝説や
作り話にすぎないと言うのです00:08:23
00:08:23
でも聖書を書いた人たちは00:08:26
00:08:26
ノアが実在し 洪水が実際に
起きたことを知っていました00:08:32
00:08:32
イザヤもエゼキエルも
ノアについて書いています00:08:36
00:08:36
歴代誌第一を書いたエズラも00:08:39
00:08:40
福音書を書いたルカも00:08:42
00:08:42
ノアの名を系譜の中で挙げています00:08:45
00:08:45
ペテロもパウロも洪水についての
創世記の記録を実話と見ています00:08:52
00:08:52
また 話の最初に述べた通り00:08:56
00:08:57
神の子イエスは ノアが実在し00:09:00
00:09:00
洪水が実際に起きたことを認めています00:09:05
00:09:06
ノアの信仰は際立っていました00:09:09
00:09:09
ノアは悪い世の中で生きていました00:09:13
00:09:13
肉体を着けた天使たち ネフィリム00:09:16
00:09:16
神を敬わない人々が支配する世界です00:09:21
00:09:21
しかも今の私たちが持っているような
信仰を強めるものがありませんでした00:09:26
00:09:26
聖書はありません
どうやってエホバを愛し00:09:30
00:09:30
エホバの考えを知るのでしょう00:09:32
00:09:32
ノアの後に生まれた信仰の手本に
なった人々についても当然知りません00:09:38
00:09:39
会衆はありません00:09:41
00:09:41
信仰を強め
励ましてくれる仲間もいません00:09:46
00:09:46
でも知っていることも
たくさんありました00:09:50
00:09:50
エデンの園で何が起きたかを知っていて00:09:54
00:09:54
その悲惨な結果を見ていました00:09:57
00:09:57
人々は年を取り 死んでいきました00:10:00
00:10:01
エデンの園の入り口はふさがれていて00:10:04
00:10:04
外の地面は災いを被っていました00:10:08
00:10:08
曽祖父エノクが語った
預言も知っていました00:10:13
00:10:13
ノアは父親レメクが付けてくれた名前に00:10:17
00:10:17
恐らく「休息」 「慰め」という意味が
あることを知っていました00:10:23
00:10:23
レメクは 「エホバが地面に
災いを下したので00:10:27
00:10:27
私たちは苦労しながら働いているが00:10:29
00:10:29
この子がそれから解放してくれる」
と言っていました00:10:34
00:10:34
ノアはこの預言について
考えたことでしょう00:10:39
00:10:40
自分はどうやって解放するのだろう00:10:42
00:10:42
神はいつ どのように
悪い人たちを処罰するのだろう00:10:48
00:10:48
ノアは何百年も神に祈り
考えたことでしょう00:10:54
00:10:54
ノアは 500歳を過ぎたころには
結婚して子供がいました00:10:59
00:10:59
男の子が3人です00:11:02
00:11:03
ノアは悪い世の中にいましたが00:11:06
00:11:06
エホバに仕え続け00:11:08
00:11:08
家族もそうできるよう
よく教えていました00:11:12
00:11:13
ある日エホバからの
驚くようなメッセージを受け取ります00:11:18
00:11:19
創世記 6:13から
続きを読んでみましょう00:11:24
00:11:28
神はノアに言った00:11:31
00:11:32
私は全ての人を滅ぼすことにした00:11:35
00:11:36
彼らのせいで地上に
暴力があふれているからだ00:11:40
00:11:40
私は彼らを滅ぼして地上を荒廃させる00:11:45
00:11:46
樹脂の多い木で箱船を造りなさい00:11:50
00:11:50
箱船の中には部屋を造り00:11:52
00:11:52
箱船の内側と外側をタールで塗りなさい00:11:56
00:11:56
箱船は次のように造る00:11:59
00:11:59
長さは134メートル00:12:02
00:12:02
幅は22メートル 高さは13メートル00:12:06
00:12:07
上から45センチの所に採光窓を作る00:12:12
00:12:13
箱船の側面に入り口を付け00:12:16
00:12:16
1階 2階 3階を造る00:12:21
00:12:22
私は地上に洪水を起こして00:12:25
00:12:25
息をする生き物全てを
天の下から滅ぼそうとしている00:12:30
00:12:31
地上の全てのものは息絶えることになる00:12:35
00:12:35
私はあなたと契約を結ぶ00:12:38
00:12:38
あなたは 息子たち 妻
息子たちの妻と一緒に00:12:42
00:12:42
箱船に入らなければならない00:12:46
00:12:46
そして あらゆる種類の生き物を
2匹ずつ箱船の中に入れなさい00:12:53
00:12:53
生き物を保護するため
雄と雌を入れるのである00:12:59
00:12:59
さまざまな種類の飛ぶ生き物00:13:01
00:13:01
さまざまな種類の家畜00:13:03
00:13:03
地面を動くさまざまな種類の
生き物が2匹ずつ00:13:07
00:13:07
あなたのいる箱船に入り 保護される00:13:12
00:13:13
また あらゆる種類の食物を
集めて持ち込みなさい00:13:18
00:13:18
あなたと動物たちがそれを食べる00:13:23
00:13:24
ノアは 全て神に命じられた通りにした00:13:29
00:13:29
まさにその通りにした00:13:32
00:13:33
神を敬わない人を
エホバがどのように処罰するか00:13:37
00:13:37
ノアはずっと考えていました00:13:39
00:13:39
やっと分かりました00:13:42
00:13:42
神は大洪水を起こすのです00:13:45
00:13:46
自分と家族が
何をすべきかも分かりました00:13:50
00:13:50
何と大きな責任でしょう00:13:54
00:13:54
とてつもなく大きなプロジェクトです00:13:58
00:13:58
大きな箱船を造るのです00:14:02
00:14:02
さて どうしましょう00:14:06
00:14:06
たくさんの木材が必要です00:14:09
00:14:09
どうやって木を切り倒し 運び00:14:12
00:14:12
加工し 組み立てるのでしょうか00:14:16
00:14:16
どうやってさまざまな種類の
動物を集めるのでしょうか00:14:21
00:14:21
動物や家族が食べる物は
どうするのでしょうか00:14:25
00:14:26
しかも周りの人々は
エホバを認めていませんでしたが00:14:30
00:14:30
その人々はどう思うでしょうか00:14:33
00:14:34
ノアは正しい人たちが
どんな目に遭うか知っていました00:14:39
00:14:39
アベルはカインに殺されました00:14:42
00:14:42
エノクは神を敬わない人から
命を狙われていたのかもしれません00:14:48
00:14:48
神がエノクの命を終わらせ
敵の手に落ちないようにされました00:14:53
00:14:53
何を造っているかは
すぐに知れ渡ったでしょう00:14:57
00:14:57
なぜそうしているかも分かったでしょう00:15:01
00:15:01
ネフィリムの支持者たちは
過激な行動に出るかもしれません00:15:06
00:15:07
でもノアはエホバを信頼し
仕事に取り掛かりました00:15:12
00:15:13
神が命じられたことを全て行いました00:15:17
00:15:17
家族で箱船を造るには00:15:19
00:15:19
40年か50年という
長い時間がかかりました00:15:24
00:15:24
大変なこともあったでしょう00:15:26
00:15:26
でもノアは文句を言いませんでした00:15:30
00:15:30
手伝ってくれる人は
ほかにいませんでした00:15:33
00:15:33
イエスが語った通り
人々は「洪水が来て00:15:37
00:15:37
全ての人を流し去るまで
注意しませんでした」00:15:41
00:15:41
人々はノアが箱船を
造っているのを知っていました00:15:46
00:15:47
なぜそんな大きなものを
建てているのかと尋ねたことでしょう00:15:51
00:15:53
ノアは理由を説明したはずです00:15:56
00:15:57
でも人々は エホバがノアの
仕事を後押ししていることに00:16:02
00:16:02
目を向けませんでした00:16:04
00:16:05
それを人ごとだと片付けてしまいました00:16:09
00:16:09
それで人々は普段の生活を続けました00:16:13
00:16:14
食べたり 飲んだり00:16:16
00:16:16
結婚したりすることばかりに
注意を向けていました00:16:20
00:16:20
神を信じない人たちは00:16:22
00:16:22
ノアと家族を変人扱いしました00:16:26
00:16:26
笑いのねたにされ もしかしたら
脅されたかもしれません00:16:31
00:16:32
箱船はついに完成します00:16:36
00:16:36
ノアと家族は箱船を見て達成感を覚え00:16:41
00:16:41
エホバの助けに感謝したことでしょう00:16:44
00:16:45
エホバはいつも必要な
助けを与える方です00:16:49
00:16:49
エホバは再びノアに語り掛けます00:16:54
00:16:54
7:1から読んでいきます00:16:58
00:16:59
やがてエホバはノアに言った00:17:02
00:17:02
あなたとあなたの家族は皆
箱船に入りなさい00:17:06
00:17:06
あなたがこの世代の人々とは違って
正しい人であることを私は知った00:17:12
00:17:12
あなたは あらゆる清い動物を7匹ずつ00:17:16
00:17:16
雄と雌を入れなければならない00:17:19
00:17:19
あらゆる清くない動物は2匹ずつ00:17:21
00:17:21
雄と雌を入れなければならない00:17:24
00:17:24
空を飛ぶ生き物も7匹ずつ00:17:27
00:17:27
雄と雌を入れなければならない00:17:29
00:17:29
動物たちを保護して 子孫が
地球全体に広がるようにするのだ00:17:35
00:17:35
私は 7日後から40日間ずっと00:17:39
00:17:39
昼も夜も地上に雨を降らせ00:17:42
00:17:42
私が造った生きているもの
全てを地上から滅ぼす00:17:46
00:17:46
ノアは エホバが命じたことを
全て行った00:17:51
00:17:52
もたもたしている暇はありません00:17:55
00:17:55
大急ぎで作業しなければなりません00:17:58
00:17:58
雨が降るまであと7日です00:18:01
00:18:01
たくさんの動物を箱船に
入れなければなりません00:18:04
00:18:04
食糧を積み込まなくてはなりません00:18:07
00:18:07
ノアは聞いて従いました00:18:11
00:18:11
ノアが エホバが命じたことを
全て行ったという言葉が出てくるのは00:18:17
00:18:17
これで2回目です00:18:19
00:18:19
続いて 創世記 7:6から読みます00:18:25
00:18:27
地上に洪水が起きたのは00:18:29
00:18:29
ノアが600歳の時だった00:18:32
00:18:33
ノアは洪水が起きる前に00:18:35
00:18:35
息子たち 妻 息子たちの妻と
一緒に箱船に入った00:18:41
00:18:42
清い動物 清くない動物00:18:45
00:18:46
飛ぶ生き物と地面を動く
あらゆる生き物が2匹ずつ00:18:50
00:18:51
雄と雌がノアのいる箱船に入った00:18:55
00:18:56
神がノアに命じた通りになったのである00:19:01
00:19:01
7日後 地上に洪水が起きた00:19:05
00:19:07
ノアが600歳だった年00:19:09
00:19:09
第2の月の17日00:19:12
00:19:12
空の泉から水が勢いよく流れ出し00:19:16
00:19:16
天の水門が開いた00:19:19
00:19:20
そして40日間ずっと 昼も夜も00:19:24
00:19:24
地上に激しい雨が降った00:19:27
00:19:29
まさにその日 ノアは箱船に入った00:19:33
00:19:33
息子のセムとハムとヤペテ ノアの妻
息子たちの妻3人も一緒だった00:19:42
00:19:42
さまざまな種類の野生動物00:19:45
00:19:45
さまざまな種類の家畜00:19:48
00:19:49
地面を動くさまざまな種類の生き物00:19:53
00:19:53
さまざまな種類の飛ぶ生き物00:19:56
00:19:56
あらゆる鳥や羽のある生き物も入った00:20:01
00:20:01
息をするあらゆる生き物が2匹ずつ00:20:04
00:20:04
ノアのいる箱船に入っていった00:20:07
00:20:09
あらゆる種類の生き物の雄と雌が入り00:20:12
00:20:13
神がノアに命じた通りになった00:20:16
00:20:17
それからエホバは扉を閉めた00:20:20
00:20:22
洪水は40日間続いた00:20:25
00:20:25
水は増えていって
箱船を押し上げるようになり00:20:29
00:20:29
箱船は地表よりずっと高い所に浮かんだ00:20:33
00:20:34
水はますます増えていって
膨大な量になり00:20:38
00:20:38
箱船は水の上を漂った00:20:41
00:20:43
水かさはどんどん増し00:20:45
00:20:45
地球全体の高い山々が
水で覆い尽くされた00:20:50
00:20:51
水の高さは 山々の
およそ7メートル上にまで達した00:20:57
00:20:58
そのため 地上を動いていた生き物は00:21:01
00:21:01
飛ぶ生き物も 家畜も 野生動物も00:21:06
00:21:06
無数の小さな生き物も
人間も全て息絶えた00:21:11
00:21:12
息をする陸の生き物全てが死んだ00:21:16
00:21:17
こうして 神は地上の
生きているもの全てを滅ぼした00:21:23
00:21:23
人 動物 地面を動く生き物00:21:27
00:21:27
空を飛ぶ生き物が全て地上から滅びた00:21:31
00:21:31
生き残ったのは ノアと00:21:34
00:21:34
一緒に箱船の中にいた
家族や生き物だけだった00:21:38
00:21:38
水は150日間
地表をすっかり覆っていた00:21:43
00:21:45
ノアがどのように動物を集めるかを
考えていたら 答えが出ました00:21:51
00:21:51
動物の方からやって来るのです00:21:53
00:21:53
エホバが連れてくるのです00:21:56
00:21:56
自分で探す必要はありませんでした00:21:59
00:21:59
あらゆる動物が2匹ずつ00:22:02
00:22:02
ないしは7匹ずつやって来ました00:22:07
00:22:08
イメージしてみてください00:22:10
00:22:10
動物たちが のしのし
ぴょんぴょん にょろにょろ00:22:14
00:22:14
ひょこひょこと箱船の中に
入っていきます00:22:19
00:22:19
ノアの家族は動物たちを
てきぱきと誘導します00:22:24
00:22:24
ダチョウが来たら柔らかい毛をなで00:22:28
00:22:28
ワニやハリモグラが来たら急いでよけ00:22:32
00:22:32
ゾウが来たら踏まれないように
気を付けました00:22:36
00:22:36
鳥たちも来てバサバサと飛び回ります00:22:40
00:22:40
なんという色 なんという臭い
なんという音でしょう00:22:45
00:22:45
ノアと家族も声を張り上げないと
声がかき消されてしまったでしょう00:22:51
00:22:52
みんなが中に入った時
エホバが扉を閉じました00:22:57
00:22:58
家族が箱船の中で身を寄せ合い00:23:01
00:23:01
これからどうなるのかと
身構えている様子が思い浮かびますか00:23:06
00:23:06
ついにその時が来ます00:23:08
00:23:08
雨です00:23:10
00:23:10
最初は聞こえるか
聞こえないかのような音でしたが00:23:14
00:23:14
そのうちたたきつけるような
ものすごい音になります00:23:19
00:23:19
ずっと待ってきたことが
今起きているのです00:23:23
00:23:24
みんなとても疲れていました00:23:27
00:23:27
でも その晩はほとんど
寝られなかったことでしょう00:23:32
00:23:32
動物の世話があります00:23:34
00:23:34
雨の音が気になります00:23:37
00:23:37
皆で真剣に祈りました00:23:40
00:23:40
箱船の外の人たちのことを
考えたでしょうか00:23:44
00:23:44
もちろんです00:23:46
00:23:46
その人たちのことを知っていて
伝道もしました00:23:50
00:23:50
親戚もいました00:23:52
00:23:52
本当につらいです00:23:55
00:23:55
エホバのように ノアも悪い人が
死ぬのを喜んだわけではありません00:24:02
00:24:02
大勢の人が死ぬことになるのは
悲しいことでした00:24:06
00:24:06
でも その人たちに十分に警告が
与えられていました00:24:12
00:24:12
ノアが箱船を造るのを
見ていなかったとしても00:24:16
00:24:16
そのことを聞いていたはずです00:24:19
00:24:19
理由も知っていたはずです00:24:22
00:24:22
今となっては手遅れです00:24:25
00:24:25
エホバが扉を閉じたからです00:24:28
00:24:30
ノアの家族は箱船に絶えず打ち付ける
雨の音を聞いていました00:24:36
00:24:37
そんな折 初めての感覚を経験します00:24:40
00:24:40
船が動いたのです00:24:42
00:24:42
木でできた大きな箱船が
地面から持ち上がります00:24:47
00:24:47
浮かんでいるのです00:24:50
00:24:50
心臓がどきどきします00:24:53
00:24:53
この船は持つのでしょうか00:24:57
00:24:57
創世記 8:1以降を読み00:25:01
00:25:02
次に何が起きたかを確かめましょう00:25:06
00:25:06
神は 箱船の中にいたノアと
野生動物と家畜に目を留めた00:25:13
00:25:14
そして地上に風を吹かせた00:25:17
00:25:17
すると水が減り始めた00:25:21
00:25:21
空の泉と天の水門はふさがれ00:25:24
00:25:24
天からの雨はやんだ00:25:28
00:25:28
水は徐々に引いていった00:25:31
00:25:35
150日がたった頃には
水は少なくなっていた00:25:40
00:25:40
第7の月の17日00:25:43
00:25:43
箱船はアララトの山地に止まった00:25:48
00:25:48
そして第10の月になるまで
水は減り続けた00:25:53
00:25:54
第10の月の1日に山々の頂が現れた00:26:00
00:26:01
40日後 ノアは 箱船に
作っておいた窓を開けた00:26:06
00:26:06
そしてワタリガラスを放った00:26:09
00:26:09
ワタリガラスは 水が乾くまで
外に飛んでいっては戻ってきた00:26:15
00:26:15
やがてノアは 地表から水が
引いたかどうかを確かめるため00:26:20
00:26:20
ハトを放った00:26:22
00:26:22
ハトは 止まる所が
どこにもなかったので00:26:25
00:26:25
ノアのいる箱船に戻ってきた00:26:28
00:26:28
水がまだ地球全体を覆っていたのである00:26:33
00:26:33
ノアは手を出して
ハトを箱船の中に入れた00:26:37
00:26:37
ノアは7日待ってから
もう一度そのハトを箱船から放った00:26:43
00:26:44
ハトは夕方ごろにノアの所に帰ってきた00:26:48
00:26:48
ハトは取ったばかりの
オリーブの葉をくわえていたので00:26:52
00:26:52
ノアは 水が引いたことを知った00:26:55
00:26:57
さらに7日待ってからそのハトを放つと00:27:00
00:27:01
もう戻ってこなかった00:27:03
00:27:06
40日間ずっと船の中では
雨の打ち付ける音がしていました00:27:12
00:27:12
そして雨音がやみます00:27:15
00:27:15
ノアと家族が窓を開けてみても00:27:18
00:27:18
見えるのは水ばかりです00:27:21
00:27:21
陸地は見えません00:27:23
00:27:23
風が吹き 水が減り始めます00:27:27
00:27:28
雨が降り始めてから150日後00:27:31
00:27:31
箱船はついに陸地に止まります00:27:35
00:27:35
みんなほっとしたに違いありません00:27:39
00:27:39
外に出てもよいのでしょうか00:27:41
00:27:41
まだだめです00:27:44
00:27:44
水がもっと減らなければなりません00:27:47
00:27:48
行うべき仕事はたくさんありました00:27:51
00:27:52
動物の世話をしなければなりません00:27:55
00:27:55
それでもノアの家族は早く外に出て00:28:00
00:28:00
自由に大地を歩き回りたいと
思ったことでしょう00:28:04
00:28:04
我慢のしどころです00:28:07
00:28:07
ノアの家族は箱船から出たら
何をしようかと話し合ったことでしょう00:28:14
00:28:14
さらに73日が過ぎました00:28:18
00:28:18
山々の頂が見えるようになりました00:28:22
00:28:23
もう出てもよいのでしょうか00:28:26
00:28:26
ノアは窓の外を眺めます00:28:29
00:28:29
ワタリガラスを選んで放ちますが00:28:32
00:28:32
その都度戻ってきてしまいます00:28:35
00:28:35
ノアは 今度はハトを選びます00:28:39
00:28:39
ハトも戻ってきました00:28:42
00:28:42
止まる所がなかったからです00:28:44
00:28:45
1週間後 再びハトを放ちます00:28:48
00:28:48
オリーブの葉をくわえて戻ってきました00:28:52
00:28:52
さらに7日たち
そのハトをもう一度放ちます00:28:57
00:28:57
今度は戻ってきませんでした00:29:00
00:29:00
どうなりましたか00:29:02
00:29:02
創世記 8:13以降を
読んでみましょう00:29:08
00:29:09
ノアが601歳だった年00:29:12
00:29:12
第1の月の1日 水はすでにはけていた00:29:17
00:29:18
ノアが箱船の屋根の一部を
外して見てみると00:29:22
00:29:22
地面は乾きつつあった00:29:25
00:29:25
第2の月の27日には
すっかり乾いていた00:29:30
00:29:31
神はノアに言った00:29:33
00:29:34
あなたの妻 息子たち 息子たちの妻と
一緒に箱船から出なさい00:29:41
00:29:41
飛ぶ生き物も 動物も
地面を動く生き物も00:29:45
00:29:45
あらゆる種類の生き物
全てを連れ出しなさい00:29:49
00:29:50
生き物たちが子を生み 増えて
地上に広がるようにするためである00:29:56
00:29:56
ノアは 息子たち 妻 息子たちの妻と
一緒に外に出た00:30:02
00:30:03
あらゆる生き物 地面を動く生き物00:30:06
00:30:06
飛ぶ生き物 地上を動く生き物は
種類ごとに箱船から出た00:30:13
00:30:13
それからノアはエホバのために
祭壇を作り00:30:17
00:30:17
清い動物と清い飛ぶ生き物の
幾らかを祭壇に載せ00:30:22
00:30:22
全焼の捧げ物にした00:30:24
00:30:25
エホバは心地よい香りを嗅ぎ始めた00:30:29
00:30:29
それでエホバは心の中でこう言った00:30:32
00:30:33
私は二度と 人がしたことを理由に00:30:36
00:30:36
地面に災いを下したりはしない00:30:39
00:30:39
人の考え方は子供の時から悪いのである00:30:43
00:30:43
私は二度と 今回のように全ての
生きているものを滅ぼすことはしない00:30:50
00:30:50
今後 地球から
種まきと収穫 寒さと暑さ00:30:54
00:30:55
夏と冬 昼と夜が
なくなることは決してない00:31:00
00:31:02
ハトは戻ってきませんでした00:31:05
00:31:05
それでノアは箱船の
屋根の一部を外しました00:31:09
00:31:09
地面はだいぶ乾いていました00:31:12
00:31:12
草木はかなり成長し 茂っているのが
見えたかもしれません00:31:17
00:31:17
洪水前 地面が災いを被っていた時には
見られなかった光景です00:31:23
00:31:23
でもノアはエホバの指示を待ちました00:31:28
00:31:28
ついにその時が来ました
エホバはこう命じます00:31:32
00:31:32
「箱船から出なさい」00:31:35
00:31:35
やっとです00:31:37
00:31:38
この日を待ちに待っていたのです00:31:42
00:31:42
370日も箱船の中にいたのです00:31:46
00:31:46
家族が箱船から出ていきます00:31:49
00:31:49
みんな笑顔で 新鮮な空気を吸い込み00:31:52
00:31:52
新しい生活に胸を膨らませています00:31:56
00:31:56
動物たちも出ていきます00:31:59
00:31:59
思い思いの方向に散っていきます00:32:03
00:32:03
仲良くなった動物ともお別れです00:32:06
00:32:06
でも涙のお別れではありません00:32:10
00:32:11
肉体を着けた天使たちも ネフィリムも00:32:14
00:32:14
悪い人たちももういません00:32:18
00:32:18
エホバにどんなにか
感謝したことでしょう00:32:23
00:32:23
ノアはすぐに祭壇を作って00:32:26
00:32:26
エホバに犠牲を捧げます00:32:29
00:32:29
エホバはそれを喜ばれます00:32:33
00:32:34
エホバはノアに
もう二度と生きているものを00:32:37
00:32:37
全て滅ぼすことはしないと言います00:32:41
00:32:41
それからエホバは00:32:44
00:32:44
ノアとその息子たちと契約を結び00:32:48
00:32:48
今の私たちも見ることのできる
しるしを与えます00:32:53
00:32:53
創世記 9:8以降を読んでみましょう00:33:00
00:33:00
次いで神はノアとその息子たちに言った00:33:04
00:33:04
私は今 契約を結ぶ00:33:07
00:33:07
私と あなたたち あなたたちの子孫00:33:10
00:33:10
あなたたちと共にいる
全ての生き物との契約である00:33:15
00:33:15
鳥 動物 その他の生き物など
箱船から出た生き物00:33:20
00:33:20
地上のあらゆる生き物が
あなたたちと共にいる00:33:24
00:33:24
私は確かに あなたたちと
次の契約を結ぶ00:33:29
00:33:29
生きているもの全てが洪水で
滅ぼされることは二度とない00:33:34
00:33:34
地上が洪水で荒廃することは二度とない00:33:38
00:33:38
さらに神は言った00:33:40
00:33:40
私があなたたちやあらゆる生き物と結ぶ00:33:43
00:33:43
将来の全世代のための
契約のしるしとして00:33:48
00:33:48
私は雲に虹を懸ける00:33:52
00:33:52
私と地上で生きる全てのものとの
契約のしるしである00:33:59
00:33:59
私が上空に雲を作る時00:34:02
00:34:02
虹が雲の中に現れる00:34:05
00:34:06
私は あなたたちやあらゆる種類の
生き物と結んだ契約を決して忘れない00:34:13
00:34:13
生きているもの全てが洪水で
滅ぼされることは二度とない00:34:19
00:34:20
雲の中に虹ができると00:34:22
00:34:22
私は必ずそれを見て00:34:25
00:34:25
私と地上のあらゆる種類の生き物との00:34:28
00:34:28
永遠の契約を思い出す00:34:32
00:34:35
エホバは素晴らしい演出家です00:34:39
00:34:39
虹を見るたび エホバも人も
あの契約を思い出せます00:34:45
00:34:46
ノアの家族は空に懸かる虹を見て00:34:49
00:34:49
感動したに違いありません00:34:52
00:34:52
赤 だいだい 黄 緑 青 藍 紫です00:34:59
00:35:00
洪水で地球全体が
水没することは二度とありません00:35:05
00:35:06
でもエホバは悪をいつまでも
容赦したりはしません00:35:11
00:35:12
ペテロの言葉を読みましょう00:35:15
00:35:16
ペテロ第二 2:5をご覧ください00:35:20
00:35:20
こうあります00:35:22
00:35:22
「また 古代の世界を
処罰しないでおくことはせず00:35:27
00:35:27
神を敬わない人々の
世界に洪水をもたらしました00:35:32
00:35:32
ただし 正しいことの伝道者ノアを
ほかの7人と共に保護しました」00:35:39
00:35:41
今の世界は洪水前の世界と似ています00:35:46
00:35:46
暴力があちこちで見られ00:35:48
00:35:48
人々は エホバが嫌う
ありとあらゆることをしています00:35:53
00:35:54
人々は日常の生活に
すっかり気を取られています00:35:59
00:35:59
私たちが伝える聖書の
メッセージに注意を払いません00:36:04
00:36:05
エホバの証人をあざける人たちは00:36:07
00:36:07
「約束されていた彼の臨在は
どうなっているのか⋯⋯00:36:12
00:36:12
全てのものは創造の始めの時と
全く同じではないか」と言います00:36:18
00:36:19
本当にそうでしょうか00:36:22
00:36:22
エホバはノアの時代と同じように00:36:25
00:36:25
今の時代にも悪を終わらせます00:36:29
00:36:29
ノアのように信仰を持つ人たちは
救われます00:36:34
00:36:34
聖書はこう約束しています00:36:36
00:36:36
「エホバは 神への専心を示す人々を00:36:39
00:36:39
どのように試練から
救い出すかを知っています00:36:43
00:36:43
また 正しくない人々を処罰の日に00:36:46
00:36:46
どのように確実に
滅ぼすかも知っています」00:36:50
00:36:51
エホバは最初に考えていた通り00:36:55
00:36:55
地球を楽園にします00:36:58
00:36:58
楽園には良い人たちが住みます00:37:01
00:37:01
神に反抗する人たちはもういません00:37:05
00:37:06
邪悪な天使たちはどうなりますか00:37:09
00:37:09
ノアの時代に洪水が起きた時00:37:13
00:37:13
邪悪な天使たちは人間の体を捨て00:37:16
00:37:16
元いた場所にこそこそと戻りました00:37:20
00:37:21
しかしその後も人間に対する
影響力を持ち続けています00:37:26
00:37:26
今もです00:37:28
00:37:28
エホバが再び行動する時00:37:31
00:37:31
邪悪な天使たちと
それを束ねているサタンは00:37:34
00:37:34
人間にもう手出しできなくなります00:37:38
00:37:40
聖書はこう述べています00:37:42
00:37:43
「信仰によってノアは00:37:45
00:37:45
まだ見ていない事柄について
神から警告された後00:37:49
00:37:49
神への畏れを示し00:37:51
00:37:51
自分の家族を救うために
箱船を建造しました」00:37:55
00:37:55
信仰があったのでノアは神に従いました00:37:59
00:37:59
こうしてノアとその家族は
洪水を生き残りました00:38:04
00:38:04
ノアはとても長生きしました00:38:07
00:38:07
950歳まで生きました00:38:10
00:38:10
信仰を貫いた人ノアは00:38:13
00:38:13
復活してくる時
永遠に生きることになるでしょう00:38:18
00:38:19
ノアのような信仰を示して
エホバに従うなら00:38:24
00:38:24
エホバの友になることができます00:38:27
00:38:27
その友情は永遠に続くのです00:38:32
ノア 信仰によって行動した人
-
ノア 信仰によって行動した人
イエスが亡くなる3日前
弟子たちはある質問をしました
今の私たちにも
大きな影響を及ぼす質問です
こう尋ねました
「あなたの臨在と
体制の終結のしるしは何ですか」
イエスは新しい世界が来る前に
どんな時代になるかを予告しました
その時代には 戦争 地震 食糧不足
流行病などが生じます
次いでこう言いました
「洪水前のその時代
ノアが箱船に入る日まで
人々は食べたり飲んだり
結婚したりしていました
そして 洪水が来て全ての人を
流し去るまで注意しませんでした
人の子の臨在の時も
そのようになります」
この言葉から分かるように
イエスは ノアが実在し
洪水が実際に起きたと見ていました
イエスはまた洪水前の時代が
今の時代と似ているとも言っています
ですから ノアの時代に
起きたことを確かめ
そこから教訓を得ることは大切です
創世記の初めの数章には
アダムとエバがエデンの園から
追放されてから
ノアが登場するまでの時代の
生活についても描かれています
人々は同じ言語を話しました
文字も書いていたかもしれません
町も幾つかあったことでしょう
銅や鉄で道具を作ってもいました
たて琴や笛などの楽器もありました
完全だったアダムとエバに
近い存在だったので
長生きし 何百年も生きていました
でも良いことばかりでは
ありませんでした
人々はエホバから離れてしまったので
暴力や不道徳に染まっていました
そのひどさを見かね
エホバは アダムから7代目の人で
正しい人エノクを通し
神は悪や反抗をいつまでも放って
おかないということを預言させました
神を敬わない人々は処罰されるのです
神を敬わない人々がエノクの言葉を
素直に受け入れるはずがありません
エノクを憎み
殺そうとさえしたことでしょう
この預言は エノクが生きている間には
実現しませんでした
さらに600年が経過し
世の中はますます悪くなっていました
創世記 6:1-7を読みましょう
さて 人が地上に増え始め
娘たちが生まれると
真の神の子たちは 人の娘たちが
美しいことに気付くようになった
そして気に入った女性たちを
妻にしていった
エホバは言った
私がいつまでも人を
大目に見ることはない
人は罪深いからだ
それで 人が生きるのは
あと120年である
その頃 またその後にも
地上にネフィリムがいた
真の神の子たちが
人の娘たちと関係を持ち
生まれた子たちである
ネフィリムは 古代の人々の中で
よく知られた
力の強い者たちだった
そのため エホバは
地上の人々がひどく邪悪で
考え方全てが常に悪いのを見た
エホバは 地上に人を
造ったことを嘆き 悲しんだ
それでエホバは言った
私が創造した人を地上から滅ぼそう
家畜や空を飛ぶ生き物や
地面を動く生き物も
私はこれらのものを造ったことを
嘆いているからだ
その頃 一部の天使は
人間の女性が美しいのを見て
欲情を募らせました
これらの天使は神に反逆し
地上に降りてきて人間の体を着け
女性たちと性関係を持ちました
堕落して 邪悪な天使になったのです
それらの天使は見た目も頭も良く
並外れて大きな力もあったことでしょう
多くの女性の心を
とりこにしたことでしょう
神を愛していない女性ならなおさらです
力ずくで女性を奪うことも
したかもしれません
「気に入った女性たち」を
自分のものにしたのです
人間は邪悪な天使を目の前にして
なすすべもありませんでした
これらの者たちに 娘 姉や妹
もしかしたら妻を奪われた人も
いたかもしれません
女性たちは妊娠し 子供を産みました
でも普通の子供ではありませんでした
力が強く 手に負えませんでした
乱暴で残酷なことをしました
大きくなっても そういうところは
変わりませんでした
成長し
とても残酷な大人になりました
彼らはネフィリムと呼ばれました
「倒す者たち」という
意味なのかもしれません
人々から恐れられました
ネフィリムは父親同様
神を愛していませんでした
極悪非道な人間として
有名になることを望んでいたのです
肉体を着けた天使たちと
その子供であるネフィリムは
当時の世界を牛耳り
人々に支持されていました
その結果 どうなりましたか
エホバは人々がひどく邪悪で
「考え方全てが常に悪いのを」見ました
サタンは人々がエホバを退け
どんどん悪くなっていくのを見ました
どんなにか喜んだことでしょう
でも そんな世界の中で
エホバの側に付く人がいました
誰でしょうか
創世記 6:8から読んでみましょう
しかし ノアはエホバからの
好意を得ていた
以下はノアについての記録である
ノアは正しい人で
当時の人々とは異なり
非の打ちどころがない人だった
ノアは真の神と共に歩んだ
やがてノアに3人の子
セム ハム ヤペテが生まれた
一方 地上は
真の神から見て堕落していて
暴力があふれていた
神が地上を見ると
堕落していたのである
人々は皆 非常に悪い生き方をしていた
ノアは架空の人物だと言う人もいます
箱船も 大洪水も伝説や
作り話にすぎないと言うのです
でも聖書を書いた人たちは
ノアが実在し 洪水が実際に
起きたことを知っていました
イザヤもエゼキエルも
ノアについて書いています
歴代誌第一を書いたエズラも
福音書を書いたルカも
ノアの名を系譜の中で挙げています
ペテロもパウロも洪水についての
創世記の記録を実話と見ています
また 話の最初に述べた通り
神の子イエスは ノアが実在し
洪水が実際に起きたことを認めています
ノアの信仰は際立っていました
ノアは悪い世の中で生きていました
肉体を着けた天使たち ネフィリム
神を敬わない人々が支配する世界です
しかも今の私たちが持っているような
信仰を強めるものがありませんでした
聖書はありません
どうやってエホバを愛し
エホバの考えを知るのでしょう
ノアの後に生まれた信仰の手本に
なった人々についても当然知りません
会衆はありません
信仰を強め
励ましてくれる仲間もいません
でも知っていることも
たくさんありました
エデンの園で何が起きたかを知っていて
その悲惨な結果を見ていました
人々は年を取り 死んでいきました
エデンの園の入り口はふさがれていて
外の地面は災いを被っていました
曽祖父エノクが語った
預言も知っていました
ノアは父親レメクが付けてくれた名前に
恐らく「休息」 「慰め」という意味が
あることを知っていました
レメクは 「エホバが地面に
災いを下したので
私たちは苦労しながら働いているが
この子がそれから解放してくれる」
と言っていました
ノアはこの預言について
考えたことでしょう
自分はどうやって解放するのだろう
神はいつ どのように
悪い人たちを処罰するのだろう
ノアは何百年も神に祈り
考えたことでしょう
ノアは 500歳を過ぎたころには
結婚して子供がいました
男の子が3人です
ノアは悪い世の中にいましたが
エホバに仕え続け
家族もそうできるよう
よく教えていました
ある日エホバからの
驚くようなメッセージを受け取ります
創世記 6:13から
続きを読んでみましょう
神はノアに言った
私は全ての人を滅ぼすことにした
彼らのせいで地上に
暴力があふれているからだ
私は彼らを滅ぼして地上を荒廃させる
樹脂の多い木で箱船を造りなさい
箱船の中には部屋を造り
箱船の内側と外側をタールで塗りなさい
箱船は次のように造る
長さは134メートル
幅は22メートル 高さは13メートル
上から45センチの所に採光窓を作る
箱船の側面に入り口を付け
1階 2階 3階を造る
私は地上に洪水を起こして
息をする生き物全てを
天の下から滅ぼそうとしている
地上の全てのものは息絶えることになる
私はあなたと契約を結ぶ
あなたは 息子たち 妻
息子たちの妻と一緒に
箱船に入らなければならない
そして あらゆる種類の生き物を
2匹ずつ箱船の中に入れなさい
生き物を保護するため
雄と雌を入れるのである
さまざまな種類の飛ぶ生き物
さまざまな種類の家畜
地面を動くさまざまな種類の
生き物が2匹ずつ
あなたのいる箱船に入り 保護される
また あらゆる種類の食物を
集めて持ち込みなさい
あなたと動物たちがそれを食べる
ノアは 全て神に命じられた通りにした
まさにその通りにした
神を敬わない人を
エホバがどのように処罰するか
ノアはずっと考えていました
やっと分かりました
神は大洪水を起こすのです
自分と家族が
何をすべきかも分かりました
何と大きな責任でしょう
とてつもなく大きなプロジェクトです
大きな箱船を造るのです
さて どうしましょう
たくさんの木材が必要です
どうやって木を切り倒し 運び
加工し 組み立てるのでしょうか
どうやってさまざまな種類の
動物を集めるのでしょうか
動物や家族が食べる物は
どうするのでしょうか
しかも周りの人々は
エホバを認めていませんでしたが
その人々はどう思うでしょうか
ノアは正しい人たちが
どんな目に遭うか知っていました
アベルはカインに殺されました
エノクは神を敬わない人から
命を狙われていたのかもしれません
神がエノクの命を終わらせ
敵の手に落ちないようにされました
何を造っているかは
すぐに知れ渡ったでしょう
なぜそうしているかも分かったでしょう
ネフィリムの支持者たちは
過激な行動に出るかもしれません
でもノアはエホバを信頼し
仕事に取り掛かりました
神が命じられたことを全て行いました
家族で箱船を造るには
40年か50年という
長い時間がかかりました
大変なこともあったでしょう
でもノアは文句を言いませんでした
手伝ってくれる人は
ほかにいませんでした
イエスが語った通り
人々は「洪水が来て
全ての人を流し去るまで
注意しませんでした」
人々はノアが箱船を
造っているのを知っていました
なぜそんな大きなものを
建てているのかと尋ねたことでしょう
ノアは理由を説明したはずです
でも人々は エホバがノアの
仕事を後押ししていることに
目を向けませんでした
それを人ごとだと片付けてしまいました
それで人々は普段の生活を続けました
食べたり 飲んだり
結婚したりすることばかりに
注意を向けていました
神を信じない人たちは
ノアと家族を変人扱いしました
笑いのねたにされ もしかしたら
脅されたかもしれません
箱船はついに完成します
ノアと家族は箱船を見て達成感を覚え
エホバの助けに感謝したことでしょう
エホバはいつも必要な
助けを与える方です
エホバは再びノアに語り掛けます
7:1から読んでいきます
やがてエホバはノアに言った
あなたとあなたの家族は皆
箱船に入りなさい
あなたがこの世代の人々とは違って
正しい人であることを私は知った
あなたは あらゆる清い動物を7匹ずつ
雄と雌を入れなければならない
あらゆる清くない動物は2匹ずつ
雄と雌を入れなければならない
空を飛ぶ生き物も7匹ずつ
雄と雌を入れなければならない
動物たちを保護して 子孫が
地球全体に広がるようにするのだ
私は 7日後から40日間ずっと
昼も夜も地上に雨を降らせ
私が造った生きているもの
全てを地上から滅ぼす
ノアは エホバが命じたことを
全て行った
もたもたしている暇はありません
大急ぎで作業しなければなりません
雨が降るまであと7日です
たくさんの動物を箱船に
入れなければなりません
食糧を積み込まなくてはなりません
ノアは聞いて従いました
ノアが エホバが命じたことを
全て行ったという言葉が出てくるのは
これで2回目です
続いて 創世記 7:6から読みます
地上に洪水が起きたのは
ノアが600歳の時だった
ノアは洪水が起きる前に
息子たち 妻 息子たちの妻と
一緒に箱船に入った
清い動物 清くない動物
飛ぶ生き物と地面を動く
あらゆる生き物が2匹ずつ
雄と雌がノアのいる箱船に入った
神がノアに命じた通りになったのである
7日後 地上に洪水が起きた
ノアが600歳だった年
第2の月の17日
空の泉から水が勢いよく流れ出し
天の水門が開いた
そして40日間ずっと 昼も夜も
地上に激しい雨が降った
まさにその日 ノアは箱船に入った
息子のセムとハムとヤペテ ノアの妻
息子たちの妻3人も一緒だった
さまざまな種類の野生動物
さまざまな種類の家畜
地面を動くさまざまな種類の生き物
さまざまな種類の飛ぶ生き物
あらゆる鳥や羽のある生き物も入った
息をするあらゆる生き物が2匹ずつ
ノアのいる箱船に入っていった
あらゆる種類の生き物の雄と雌が入り
神がノアに命じた通りになった
それからエホバは扉を閉めた
洪水は40日間続いた
水は増えていって
箱船を押し上げるようになり
箱船は地表よりずっと高い所に浮かんだ
水はますます増えていって
膨大な量になり
箱船は水の上を漂った
水かさはどんどん増し
地球全体の高い山々が
水で覆い尽くされた
水の高さは 山々の
およそ7メートル上にまで達した
そのため 地上を動いていた生き物は
飛ぶ生き物も 家畜も 野生動物も
無数の小さな生き物も
人間も全て息絶えた
息をする陸の生き物全てが死んだ
こうして 神は地上の
生きているもの全てを滅ぼした
人 動物 地面を動く生き物
空を飛ぶ生き物が全て地上から滅びた
生き残ったのは ノアと
一緒に箱船の中にいた
家族や生き物だけだった
水は150日間
地表をすっかり覆っていた
ノアがどのように動物を集めるかを
考えていたら 答えが出ました
動物の方からやって来るのです
エホバが連れてくるのです
自分で探す必要はありませんでした
あらゆる動物が2匹ずつ
ないしは7匹ずつやって来ました
イメージしてみてください
動物たちが のしのし
ぴょんぴょん にょろにょろ
ひょこひょこと箱船の中に
入っていきます
ノアの家族は動物たちを
てきぱきと誘導します
ダチョウが来たら柔らかい毛をなで
ワニやハリモグラが来たら急いでよけ
ゾウが来たら踏まれないように
気を付けました
鳥たちも来てバサバサと飛び回ります
なんという色 なんという臭い
なんという音でしょう
ノアと家族も声を張り上げないと
声がかき消されてしまったでしょう
みんなが中に入った時
エホバが扉を閉じました
家族が箱船の中で身を寄せ合い
これからどうなるのかと
身構えている様子が思い浮かびますか
ついにその時が来ます
雨です
最初は聞こえるか
聞こえないかのような音でしたが
そのうちたたきつけるような
ものすごい音になります
ずっと待ってきたことが
今起きているのです
みんなとても疲れていました
でも その晩はほとんど
寝られなかったことでしょう
動物の世話があります
雨の音が気になります
皆で真剣に祈りました
箱船の外の人たちのことを
考えたでしょうか
もちろんです
その人たちのことを知っていて
伝道もしました
親戚もいました
本当につらいです
エホバのように ノアも悪い人が
死ぬのを喜んだわけではありません
大勢の人が死ぬことになるのは
悲しいことでした
でも その人たちに十分に警告が
与えられていました
ノアが箱船を造るのを
見ていなかったとしても
そのことを聞いていたはずです
理由も知っていたはずです
今となっては手遅れです
エホバが扉を閉じたからです
ノアの家族は箱船に絶えず打ち付ける
雨の音を聞いていました
そんな折 初めての感覚を経験します
船が動いたのです
木でできた大きな箱船が
地面から持ち上がります
浮かんでいるのです
心臓がどきどきします
この船は持つのでしょうか
創世記 8:1以降を読み
次に何が起きたかを確かめましょう
神は 箱船の中にいたノアと
野生動物と家畜に目を留めた
そして地上に風を吹かせた
すると水が減り始めた
空の泉と天の水門はふさがれ
天からの雨はやんだ
水は徐々に引いていった
150日がたった頃には
水は少なくなっていた
第7の月の17日
箱船はアララトの山地に止まった
そして第10の月になるまで
水は減り続けた
第10の月の1日に山々の頂が現れた
40日後 ノアは 箱船に
作っておいた窓を開けた
そしてワタリガラスを放った
ワタリガラスは 水が乾くまで
外に飛んでいっては戻ってきた
やがてノアは 地表から水が
引いたかどうかを確かめるため
ハトを放った
ハトは 止まる所が
どこにもなかったので
ノアのいる箱船に戻ってきた
水がまだ地球全体を覆っていたのである
ノアは手を出して
ハトを箱船の中に入れた
ノアは7日待ってから
もう一度そのハトを箱船から放った
ハトは夕方ごろにノアの所に帰ってきた
ハトは取ったばかりの
オリーブの葉をくわえていたので
ノアは 水が引いたことを知った
さらに7日待ってからそのハトを放つと
もう戻ってこなかった
40日間ずっと船の中では
雨の打ち付ける音がしていました
そして雨音がやみます
ノアと家族が窓を開けてみても
見えるのは水ばかりです
陸地は見えません
風が吹き 水が減り始めます
雨が降り始めてから150日後
箱船はついに陸地に止まります
みんなほっとしたに違いありません
外に出てもよいのでしょうか
まだだめです
水がもっと減らなければなりません
行うべき仕事はたくさんありました
動物の世話をしなければなりません
それでもノアの家族は早く外に出て
自由に大地を歩き回りたいと
思ったことでしょう
我慢のしどころです
ノアの家族は箱船から出たら
何をしようかと話し合ったことでしょう
さらに73日が過ぎました
山々の頂が見えるようになりました
もう出てもよいのでしょうか
ノアは窓の外を眺めます
ワタリガラスを選んで放ちますが
その都度戻ってきてしまいます
ノアは 今度はハトを選びます
ハトも戻ってきました
止まる所がなかったからです
1週間後 再びハトを放ちます
オリーブの葉をくわえて戻ってきました
さらに7日たち
そのハトをもう一度放ちます
今度は戻ってきませんでした
どうなりましたか
創世記 8:13以降を
読んでみましょう
ノアが601歳だった年
第1の月の1日 水はすでにはけていた
ノアが箱船の屋根の一部を
外して見てみると
地面は乾きつつあった
第2の月の27日には
すっかり乾いていた
神はノアに言った
あなたの妻 息子たち 息子たちの妻と
一緒に箱船から出なさい
飛ぶ生き物も 動物も
地面を動く生き物も
あらゆる種類の生き物
全てを連れ出しなさい
生き物たちが子を生み 増えて
地上に広がるようにするためである
ノアは 息子たち 妻 息子たちの妻と
一緒に外に出た
あらゆる生き物 地面を動く生き物
飛ぶ生き物 地上を動く生き物は
種類ごとに箱船から出た
それからノアはエホバのために
祭壇を作り
清い動物と清い飛ぶ生き物の
幾らかを祭壇に載せ
全焼の捧げ物にした
エホバは心地よい香りを嗅ぎ始めた
それでエホバは心の中でこう言った
私は二度と 人がしたことを理由に
地面に災いを下したりはしない
人の考え方は子供の時から悪いのである
私は二度と 今回のように全ての
生きているものを滅ぼすことはしない
今後 地球から
種まきと収穫 寒さと暑さ
夏と冬 昼と夜が
なくなることは決してない
ハトは戻ってきませんでした
それでノアは箱船の
屋根の一部を外しました
地面はだいぶ乾いていました
草木はかなり成長し 茂っているのが
見えたかもしれません
洪水前 地面が災いを被っていた時には
見られなかった光景です
でもノアはエホバの指示を待ちました
ついにその時が来ました
エホバはこう命じます
「箱船から出なさい」
やっとです
この日を待ちに待っていたのです
370日も箱船の中にいたのです
家族が箱船から出ていきます
みんな笑顔で 新鮮な空気を吸い込み
新しい生活に胸を膨らませています
動物たちも出ていきます
思い思いの方向に散っていきます
仲良くなった動物ともお別れです
でも涙のお別れではありません
肉体を着けた天使たちも ネフィリムも
悪い人たちももういません
エホバにどんなにか
感謝したことでしょう
ノアはすぐに祭壇を作って
エホバに犠牲を捧げます
エホバはそれを喜ばれます
エホバはノアに
もう二度と生きているものを
全て滅ぼすことはしないと言います
それからエホバは
ノアとその息子たちと契約を結び
今の私たちも見ることのできる
しるしを与えます
創世記 9:8以降を読んでみましょう
次いで神はノアとその息子たちに言った
私は今 契約を結ぶ
私と あなたたち あなたたちの子孫
あなたたちと共にいる
全ての生き物との契約である
鳥 動物 その他の生き物など
箱船から出た生き物
地上のあらゆる生き物が
あなたたちと共にいる
私は確かに あなたたちと
次の契約を結ぶ
生きているもの全てが洪水で
滅ぼされることは二度とない
地上が洪水で荒廃することは二度とない
さらに神は言った
私があなたたちやあらゆる生き物と結ぶ
将来の全世代のための
契約のしるしとして
私は雲に虹を懸ける
私と地上で生きる全てのものとの
契約のしるしである
私が上空に雲を作る時
虹が雲の中に現れる
私は あなたたちやあらゆる種類の
生き物と結んだ契約を決して忘れない
生きているもの全てが洪水で
滅ぼされることは二度とない
雲の中に虹ができると
私は必ずそれを見て
私と地上のあらゆる種類の生き物との
永遠の契約を思い出す
エホバは素晴らしい演出家です
虹を見るたび エホバも人も
あの契約を思い出せます
ノアの家族は空に懸かる虹を見て
感動したに違いありません
赤 だいだい 黄 緑 青 藍 紫です
洪水で地球全体が
水没することは二度とありません
でもエホバは悪をいつまでも
容赦したりはしません
ペテロの言葉を読みましょう
ペテロ第二 2:5をご覧ください
こうあります
「また 古代の世界を
処罰しないでおくことはせず
神を敬わない人々の
世界に洪水をもたらしました
ただし 正しいことの伝道者ノアを
ほかの7人と共に保護しました」
今の世界は洪水前の世界と似ています
暴力があちこちで見られ
人々は エホバが嫌う
ありとあらゆることをしています
人々は日常の生活に
すっかり気を取られています
私たちが伝える聖書の
メッセージに注意を払いません
エホバの証人をあざける人たちは
「約束されていた彼の臨在は
どうなっているのか⋯⋯
全てのものは創造の始めの時と
全く同じではないか」と言います
本当にそうでしょうか
エホバはノアの時代と同じように
今の時代にも悪を終わらせます
ノアのように信仰を持つ人たちは
救われます
聖書はこう約束しています
「エホバは 神への専心を示す人々を
どのように試練から
救い出すかを知っています
また 正しくない人々を処罰の日に
どのように確実に
滅ぼすかも知っています」
エホバは最初に考えていた通り
地球を楽園にします
楽園には良い人たちが住みます
神に反抗する人たちはもういません
邪悪な天使たちはどうなりますか
ノアの時代に洪水が起きた時
邪悪な天使たちは人間の体を捨て
元いた場所にこそこそと戻りました
しかしその後も人間に対する
影響力を持ち続けています
今もです
エホバが再び行動する時
邪悪な天使たちと
それを束ねているサタンは
人間にもう手出しできなくなります
聖書はこう述べています
「信仰によってノアは
まだ見ていない事柄について
神から警告された後
神への畏れを示し
自分の家族を救うために
箱船を建造しました」
信仰があったのでノアは神に従いました
こうしてノアとその家族は
洪水を生き残りました
ノアはとても長生きしました
950歳まで生きました
信仰を貫いた人ノアは
復活してくる時
永遠に生きることになるでしょう
ノアのような信仰を示して
エホバに従うなら
エホバの友になることができます
その友情は永遠に続くのです
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