「彼らが喜んだの[は]エホバのおかげだった」
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「喜んでエホバに仕えよ」00:00:05
00:00:05
詩編 100:2の言葉です00:00:08
00:00:08
エホバは私たちの幸せを願い00:00:11
00:00:11
私たちが喜べるよう
たくさんのものを与えてくださいます00:00:16
00:00:16
生活を楽しむためのアドバイスを00:00:18
00:00:18
聖書を通して与えてくださいました00:00:21
00:00:21
そして 毎日楽しい経験が
できるよう導いておられます00:00:26
00:00:26
確かに エホバは喜びを
与えてくださる方です00:00:31
00:00:31
サタンは 私たちがエホバに仕える
喜びを味わうのを嫌がります00:00:36
00:00:36
なぜでしょうか00:00:38
00:00:38
その喜びこそ 宣教活動の原動力
であることを知っているからです00:00:44
00:00:44
それでサタンは 政府や地域社会や
家族からの反対や圧力を利用して00:00:50
00:00:50
私たちの喜びを打ち砕き
宣教をやめさせようとします00:00:55
00:00:56
またサタンは 私たちの時間を
エホバへの奉仕ではなく00:01:01
00:01:01
必要でもないものを手に入れるために
使わせようとします00:01:05
00:01:06
多くの物を持てば持つほど00:01:08
00:01:08
喜びも大きくなると
思わせようとしているのです00:01:13
00:01:13
サタンの策略はいつの時代も同じです00:01:17
00:01:17
「喜んでエホバに仕え[る]」ために
今何ができるか00:01:22
00:01:22
エズラ ハガイ ゼカリヤの記録を
読んで学ぶことにしましょう00:01:27
00:01:27
当時のエホバの民が喜べたのは
なぜでしょうか00:01:32
00:01:32
喜びを失ったのはなぜですか00:01:35
00:01:35
難しい状況でも私たちが 00:01:38
00:01:38
今「エホバからの喜び」を
得られるのはなぜでしょうか00:01:42
00:01:42
そのためにどうすればよいでしょうか00:01:44
00:01:44
考えましょう00:01:47
00:01:54
エズラ記を書いたのは 祭司で00:01:57
00:01:57
モーセの律法の写字生でもあった
エズラです00:02:01
00:02:01
そしてエズラ記には 同じく
エズラが書いたとされている00:02:04
00:02:04
歴代誌第二に記された
イスラエルの歴史の00:02:07
00:02:07
続く部分が取り上げられています00:02:10
00:02:12
紀元前537年00:02:14
00:02:14
多くのユダヤ人が
ユダに帰ろうとしています00:02:18
00:02:18
彼らは 偶像崇拝を行ったため00:02:21
00:02:21
バビロンで70年間
流刑になっていましたが00:02:25
00:02:25
このつらい経験から 二度と偶像崇拝を
してはいけないということを学びました00:02:32
00:02:33
そして 再び清い崇拝を行うため
エルサレムに帰る日が来たのです00:02:40
00:02:41
この出来事には 幾人かの
ペルシャの王が関係しています00:02:45
00:02:45
最初に出てくるのはキュロス王です00:02:48
00:02:48
将来はとても明るく見えます00:02:51
00:02:51
どうぞ エズラ 1:1‐6を
お開きください00:02:55
00:02:56
ペルシャのキュロス王の
治世の第1年のことである00:02:59
00:02:59
かつてエレミヤが語った
エホバの言葉が実現するよう00:03:03
00:03:03
エホバはキュロス王の心を奮い立たせ00:03:06
00:03:06
王国全域に布告を出させた00:03:08
00:03:08
王はその布告を文書に記した00:03:12
00:03:12
ペルシャのキュロス王の言葉00:03:14
00:03:14
「天の神エホバは 地上の
全ての王国を私に下さった00:03:19
00:03:19
そして ユダのエルサレムにご自分の
家を建てるよう私にお命じになった00:03:25
00:03:25
それで その神の民である人は誰でも00:03:29
00:03:29
ユダのエルサレムに上っていき00:03:31
00:03:31
イスラエルの神である
真の神エホバの家を建て直すがよい00:03:35
00:03:35
その家はかつてエルサレムに
あったのである00:03:39
00:03:39
神がその人と共に
おられるよう願っている00:03:43
00:03:43
外国人としてどこに住んでいるとしても00:03:45
00:03:46
その人は近隣の人から助けを得よ00:03:49
00:03:49
近隣の人がその人に
銀や金 物品 家畜を与え00:03:54
00:03:54
エルサレムにあった真の神の家のための00:03:57
00:03:57
自発的な捧げ物を持たせるのである」00:04:01
00:04:02
そこで ユダ族とベニヤミン族の
氏族長たち 祭司とレビ族00:04:07
00:04:07
つまり真の神に心を
奮い立たせられた全ての人は00:04:12
00:04:12
エルサレムにあったエホバの家を
建て直すために上っていく準備をした00:04:17
00:04:17
周囲の人々は皆 銀と金の器具00:04:20
00:04:20
物品 家畜 高価な品々00:04:23
00:04:23
そのほかあらゆる自発的な
捧げ物を与えて支援した00:04:28
00:04:29
素晴らしいですね!00:04:31
00:04:31
エホバは キュロス王が
神殿再建の許可を与え00:04:35
00:04:35
ユダヤ人たちが自分たちの
土地に帰れるようにされました00:04:39
00:04:39
多くのユダヤ人は神殿再建の
仕事を喜んで引き受けます00:04:44
00:04:44
さまざまな事情で帰れなかった人たちも00:04:47
00:04:47
資金面で援助します00:04:49
00:04:50
紀元前537年の春ごろ00:04:52
00:04:52
5万人ほどのイスラエル人が
バビロンを出発します00:04:57
00:04:59
ヨシュアとも呼ばれる大祭司エシュアと00:05:02
00:05:02
キュロスによって総督に任命された
ゼルバベルが人々を導きます00:05:07
00:05:08
秋の初めにはユダに到着し00:05:10
00:05:10
歓喜の声を上げます00:05:13
00:05:13
どうすればその喜びを
ずっと維持できるのでしょうか00:05:17
00:05:17
彼らが到着後 直ちに
何を行ったかに注目しましょう00:05:21
00:05:21
エズラ 3:1‐6です00:05:25
00:05:25
第7の月になり00:05:27
00:05:27
それぞれの町にいたイスラエル人は
同じ思いでエルサレムに集まった00:05:32
00:05:32
エホツァダクの子エシュアと
仲間の祭司たち00:05:35
00:05:35
シャルテルの子ゼルバベルと
その兄弟たちは00:05:38
00:05:38
立ち上がってイスラエルの
神の祭壇を作った00:05:42
00:05:42
真の神に仕えた人モーセの律法に
記されている通りに00:05:47
00:05:47
全焼の犠牲を祭壇の上で
捧げるためだった00:05:51
00:05:52
彼らは周囲の国の人々を恐れながらも00:05:56
00:05:56
祭壇を元の場所に設け00:05:58
00:05:58
朝と夕方に 全焼の犠牲を
エホバに捧げ始めた00:06:04
00:06:05
そして 律法に記されている通りに
仮小屋の祭りを行い00:06:10
00:06:10
毎日 定められている数の
全焼の犠牲を捧げた00:06:15
00:06:16
その後 日々の全焼の捧げ物
新月の捧げ物00:06:21
00:06:21
エホバの全ての神聖な
祭りの時期のための捧げ物00:06:25
00:06:25
また民から差し出された
エホバへの自発的な捧げ物を捧げた00:06:31
00:06:31
第7の月の1日から全焼の犠牲を
エホバに捧げ始めたが00:06:36
00:06:37
エホバの神殿の土台は
まだ据えられていなかった00:06:41
00:06:43
ユダヤ人たちは「周囲の国の
人々を恐れながらも」00:06:47
00:06:47
エホバへの崇拝を再開しました00:06:51
00:06:52
その勇気ある行動は
喜びにつながりました00:06:57
00:06:57
モーセがイスラエル人と共に
仮小屋の祭りを祝った時00:07:02
00:07:02
「あなたはただ喜びます」
と言った通りです00:07:07
00:07:07
その翌年 ユダヤ人たちは勇気を持って00:07:11
00:07:11
喜びのうちに神殿の土台を据えます00:07:14
00:07:14
エズラ 3:10‐13の
朗読に耳を傾けましょう00:07:19
00:07:20
建築者たちがエホバの
神殿の土台を据えると00:07:23
00:07:23
正装をした祭司たちはラッパを持ち00:07:27
00:07:27
アサフの子孫であるレビ族の人たちは
シンバルを持って00:07:31
00:07:31
イスラエルのダビデ王の指示通りに
エホバを賛美するために立ち上がった00:07:36
00:07:37
そして エホバに賛美と感謝を捧げ00:07:41
00:07:41
「神は善い方で00:07:43
00:07:43
イスラエルへの揺るぎない愛は
永遠に続く」と交互に歌った00:07:48
00:07:50
民も皆 エホバの家の土台が
据えられたことで00:07:54
00:07:54
エホバを大声で賛美した00:07:57
00:07:58
祭司 レビ族 氏族長のうちの多くの人00:08:03
00:08:03
つまり以前の神の家を見たことがある
年老いた人たちは00:08:08
00:08:08
この家の土台が据えられるのを見て
大声で泣いた00:08:12
00:08:13
一方 ほかの大勢は
大きな歓声を上げた00:08:17
00:08:17
そのため 民は歓喜の声と
泣き声とを区別できなかった00:08:23
00:08:23
遠くまで聞こえるほどの
大きな声だったのである00:08:27
00:08:28
年長の人たちの中には
新しい神殿が00:08:32
00:08:32
ソロモンの神殿のように立派には
ならないと嘆いている人がいます00:08:37
00:08:38
その泣き声を ほかの人たちの
喜びの声がかき消します00:08:43
00:08:43
しかし 周りの民族の人々は喜びません00:08:48
00:08:48
むしろ その喜びを打ち砕こうと
策を巡らします00:08:52
00:08:52
どうなるでしょうか00:08:54
00:08:54
エズラ 4:1‐3をご覧ください00:08:58
00:08:59
ユダ族とベニヤミン族の敵たちは00:09:02
00:09:02
帰還した民がイスラエルの神エホバの
神殿を建てていることを聞くと00:09:06
00:09:07
すぐにゼルバベルと
氏族長たちの所に行き 言った00:09:11
00:09:12
一緒に建てさせてください00:09:14
00:09:14
私たちも皆さんの神を崇拝していますし00:09:18
00:09:18
私たちをここに連れてきたアッシリアの
エサル・ハドン王の時代以来00:09:22
00:09:22
皆さんの神に犠牲を捧げています00:09:26
00:09:26
しかし ゼルバベルとエシュアと
他のイスラエルの氏族長たちは言った00:09:32
00:09:32
私たちの神の家を皆さんと
一緒に建てることはしません00:09:37
00:09:37
ペルシャのキュロス王から
命じられた通り00:09:39
00:09:39
私たちだけでイスラエルの神
エホバの家を建てます00:09:44
00:09:45
ゼルバベルは敵たちの悪巧みに気付き00:09:48
00:09:48
申し出を断ります00:09:50
00:09:51
すると敵たちは 神殿での
作業を妨害し始めます00:09:56
00:09:57
4節から7節に注目しましょう00:10:01
00:10:02
それで その土地の人々は
絶えずユダの民の士気をくじき00:10:07
00:10:07
建てる意欲を失わせようとした00:10:10
00:10:10
ペルシャのキュロス王の時代から
ペルシャのダリウス王の治世まで00:10:14
00:10:14
助言者を雇っては計画を妨害し続けた00:10:18
00:10:18
そして アハシュエロスの
治世の初めには00:10:21
00:10:21
ユダとエルサレムの住民を
訴える書状を記した00:10:25
00:10:25
また ペルシャの
アルタクセルクセス王の時代には00:10:29
00:10:29
ビシュラム ミトレダト
タブエルとその同僚たちが00:10:33
00:10:33
アルタクセルクセス王に
手紙を書き送った00:10:36
00:10:36
その手紙はアラム語に訳され
アラム語の文字で書かれた00:10:41
00:10:43
イスラエルに敵対する
行政長官レフムたちが00:10:46
00:10:46
王に書き送った手紙に注目しましょう00:10:50
00:10:50
一体どんな告発をしたのでしょうか00:10:53
00:10:53
エズラ 4:11‐16の記録です00:10:57
00:10:58
これが王に送られた手紙の写しである00:11:01
00:11:02
アルタクセルクセス王へ00:11:05
00:11:05
川向こうの地域にいる
あなたの家来たちから00:11:08
00:11:08
王にご報告いたします00:11:11
00:11:11
王のもとからこちらに上ってきた
ユダヤ人が エルサレムに到着し00:11:16
00:11:16
反逆的な悪い都市を建て直しています00:11:20
00:11:21
城壁を完成させつつあり00:11:23
00:11:23
土台を修理しています00:11:26
00:11:26
ぜひ王に知っていただきたいのですが00:11:29
00:11:29
もしこの都市が建て直されて
城壁が完成するなら00:11:33
00:11:33
ユダヤ人は人頭税や
物品税や通行料を納めず00:11:38
00:11:38
王の財政に損失が及ぶでしょう00:11:42
00:11:42
私たちは王宮から給料を頂いており00:11:45
00:11:46
王が損害を被るのを
見過ごすわけにはまいりませんので00:11:50
00:11:50
この手紙を王にお送りいたします00:11:53
00:11:54
王の先祖の記録の調査がなされれば00:11:57
00:11:57
お分かりいただけると思います00:12:00
00:12:00
この都市は反逆的で00:12:03
00:12:03
王たちと州にとって有害であり00:12:06
00:12:06
反乱を起こす者たちが昔からいました00:12:10
00:12:10
そのために この都市は
滅ぼされたのです00:12:14
00:12:15
この都市が建て直されて
城壁が完成するなら00:12:19
00:12:19
川向こうの地域において00:12:21
00:12:21
王には何の権力もなくなる
ということをお知らせいたします00:12:27
00:12:28
どこかで聞いたような告発です00:12:31
00:12:31
今 敵たちが私たちに
投げ付けてくる言葉と全く同じです00:12:36
00:12:36
「エホバの証人は税金を納めない00:12:39
00:12:39
政府にとって有害だ00:12:41
00:12:41
反逆的で 反乱をあおる00:12:44
00:12:44
全然言うことを聞かない」00:12:46
00:12:46
もちろん 全部言い掛かりです00:12:48
00:12:49
でも そうした告発は当時
それなりの効果がありました00:12:53
00:12:53
王は神殿再建の中止を命じます00:12:57
00:12:57
残念なことに 工事は
ストップしてしまいます00:13:01
00:13:01
ユダヤ人たちは帰った当初00:13:03
00:13:03
妨害する敵たちを恐れませんでした00:13:06
00:13:06
しかし やがて恐れるようになります00:13:10
00:13:10
今日 私たちが直面する反対も00:13:13
00:13:13
ますます多く
いよいよ激しくなっています00:13:17
00:13:17
しかし 妥協しても 投げ出しても
喜びは生まれません00:13:21
00:13:21
実際はその逆です00:13:24
00:13:24
たとえ暴力を振るわれても
忠実であり続けるなら喜べます00:13:30
00:13:30
本当ですか00:13:32
00:13:32
こんなことがありました00:13:34
00:13:35
母親と娘が怒り狂った男たちに
取り囲まれています00:13:40
00:13:40
党員カードを買おうとしないからです00:13:43
00:13:43
2人はどうするでしょうか00:13:46
00:13:46
もし 妥協してカードを買ったら
男たちは喜びます00:13:51
00:13:51
でも 姉妹たちは エホバを
否定してしまったと感じて00:13:54
00:13:54
惨めな気持ちになるでしょう00:13:57
00:13:57
でも姉妹たちは妥協しませんでした00:14:00
00:14:00
もちろん ひどいことをされて
うれしいはずがありません00:14:04
00:14:04
とはいえ 姉妹たちの良心は
晴れやかでした00:14:09
00:14:09
エホバへの揺るぎない愛を示せたので00:14:11
00:14:12
心からの喜びを味わいました00:14:14
00:14:15
エズラの時代のユダヤ人はどうですか00:14:17
00:14:17
彼らの多くは バビロンでの
安定した生活を後にし00:14:21
00:14:21
ユダへの長くて大変な旅行に出掛けます00:14:26
00:14:26
ところが 神殿の土台を据えてから
およそ14年間反対を受け00:14:32
00:14:32
エホバへの奉仕に対する熱意は
すっかり冷めてしまいます00:14:36
00:14:37
犠牲を捧げてはいたものの00:14:39
00:14:40
神殿を再建するようにという
エホバの命令は果たしていません00:14:45
00:14:46
反対に直面した彼らは00:14:48
00:14:48
今はエホバの時ではないと
言い訳します00:14:53
00:14:54
総督ゼルバベルと大祭司エシュアでさえ00:14:57
00:14:57
励ましを必要としています00:15:00
00:15:01
必要な励ましを与えるために00:15:04
00:15:04
エホバは預言者ハガイを遣わします00:15:07
00:15:07
ハガイ 1章を開いてみましょう00:15:10
00:15:10
ハガイは 約4カ月にわたって00:15:13
00:15:13
問題の根本原因を
力強くはっきりと伝えます00:15:17
00:15:17
ハガイ 1:2‐11を
読んでみましょう00:15:21
00:15:21
大軍を率いるエホバはこう言う00:15:25
00:15:25
「この民は 『エホバの家を建てる時は
まだ来ていない』と言っている」00:15:30
00:15:31
エホバは預言者ハガイを通して
さらに言った00:15:34
00:15:34
「あなたたちにとって今は
板張りの家に住む時だろうか00:15:39
00:15:39
私の家が荒廃しているというのに00:15:42
00:15:43
大軍を率いるエホバはこう言う00:15:46
00:15:46
『自分がしていることについて
よく考えてみなさい00:15:50
00:15:50
種をたくさんまいても
収穫はわずかしかない00:15:54
00:15:54
食べても 満腹にはならない00:15:56
00:15:56
飲んでも 満足するほどは飲めない00:15:59
00:15:59
服を着ても 温かくならない00:16:02
00:16:02
働いて賃金をもらっても
穴だらけの袋に入れているかのようだ』00:16:07
00:16:08
大軍を率いるエホバは00:16:10
00:16:10
『自分がしていることについて
よく考えてみなさい』と言う00:16:15
00:16:15
『山に行って木を切り出し
私の家を建てなさい00:16:19
00:16:19
そうすれば 私は喜び 栄光を受ける』
と エホバは言う00:16:25
00:16:25
大軍を率いるエホバは宣言する00:16:28
00:16:28
『あなたたちは多くの収穫を
期待していたが わずかしか得なかった00:16:33
00:16:33
あなたたちはそれを
この家に持ってきたが00:16:36
00:16:36
私はそれを吹き飛ばした00:16:38
00:16:38
どうしてか00:16:40
00:16:40
あなたたちがそれぞれ
自分の家のために走り回り00:16:44
00:16:44
私の家が荒廃しているからだ00:16:47
00:16:47
それで 天からの露はなくなり
大地の実りもなくなった00:16:53
00:16:53
私は大地と山々に干ばつを起こした00:16:56
00:16:56
穀物や新しいぶどう酒や
油や作物は不足し00:17:01
00:17:01
人や家畜は苦しみ00:17:03
00:17:03
あなたたちの労働は
全て無駄になった』」00:17:07
00:17:07
エホバは自己中心的なユダヤ人を00:17:10
00:17:10
働いて得たお金を穴の開いた袋に
入れている人に例えています00:17:15
00:17:15
ユダヤ人はエホバの家を
ないがしろにしているので00:17:19
00:17:19
エホバは彼らを祝福されません00:17:22
00:17:22
ですから 働いても貧しく
生活にも喜びがありません00:17:27
00:17:27
人々は 喪失感を埋め合わせるために00:17:31
00:17:31
家にお金をかけるかもしれません00:17:33
00:17:33
でもそんなことをしても
神との絆を強めることはできません00:17:38
00:17:38
何が学べるでしょうか00:17:40
00:17:41
良いものを楽しむのは
悪いことではありません00:17:44
00:17:44
でもお金や物では長続きする
本当の喜びは得られません00:17:49
00:17:49
それらを得ようとしてエホバへの
奉仕を後回しにするなら00:17:54
00:17:54
なおさらです00:17:56
00:17:56
詩編 127:1の00:17:58
00:17:58
「エホバが家を建てるのでなければ00:18:01
00:18:01
建てる人の労働は無駄である」という
言葉を忘れないようにしましょう00:18:07
00:18:07
「王国と神から見て正しいこととを
いつも第一に」するなら00:18:12
00:18:12
神はふさわしい時に必要なものを
与えてくださいます00:18:17
00:18:19
格言 10:22には00:18:22
00:18:22
「エホバの祝福が人を富ませる00:18:24
00:18:24
それに痛みは伴わない」とあります00:18:28
00:18:29
さて この新しい神殿は00:18:32
00:18:32
ある人たちが考えているように00:18:34
00:18:34
ソロモンの神殿より
劣るものなのでしょうか00:18:38
00:18:38
エホバはハガイを通して00:18:40
00:18:40
この神殿の栄光が
偉大なものとなることを保証されます00:18:45
00:18:45
ハガイ 2:3‐9を読んでみましょう00:18:49
00:18:50
栄光があった頃のこの家を
見たことがある人はいるか00:18:53
00:18:54
その家は 今はどう見えるか00:18:56
00:18:56
かつてと比べると
ないに等しいのではないか00:19:00
00:19:00
ゼルバベル 今 勇気を出しなさい00:19:03
00:19:03
エホツァダクの子である大祭司ヨシュア
勇気を出しなさいとエホバは言う00:19:08
00:19:08
民全ても勇気を出し
働きなさいとエホバは言う00:19:12
00:19:12
大軍を率いるエホバは宣言する00:19:15
00:19:15
私はあなたたちと共にいる00:19:18
00:19:18
あなたたちがエジプトから出た時に
私が約束した事を思い出しなさい00:19:23
00:19:23
私の力は今もあなたたちのただ中にある00:19:27
00:19:27
恐れてはならない00:19:29
00:19:29
大軍を率いるエホバはこう言う00:19:32
00:19:32
間もなく 私は天と地と海と陸を
もう一度揺り動かす00:19:38
00:19:38
また 私はあらゆる国を揺り動かす00:19:41
00:19:41
あらゆる国の貴重なものが入ってくる00:19:44
00:19:44
私はこの家を栄光で満たすと
大軍を率いるエホバは言う00:19:49
00:19:49
銀は私のもの 金も私のものであると
大軍を率いるエホバは宣言する00:19:54
00:19:55
この家の将来の栄光は00:19:57
00:19:57
かつてのものより大きくなると
大軍を率いるエホバは言う00:20:02
00:20:03
全宇宙の創造者 また所有者である方が
宣言した目的を00:20:08
00:20:08
誰かが あるいは何かが
阻むことなどできるでしょうか00:20:12
00:20:12
絶対にできません00:20:14
00:20:14
エホバのメッセージは明快です00:20:17
00:20:17
それでも 神殿再建のために
戻った人々には00:20:21
00:20:21
さらなる励ましが必要でした00:20:24
00:20:25
エホバは 預言者ゼカリヤの所に
天使を遣わします00:20:30
00:20:30
ゼカリヤ 1:12‐16を開いて00:20:33
00:20:33
イスラエルを力づける天使の言葉を
一緒に読んでみましょう00:20:38
00:20:39
ゼカリヤ 1:12‐16です00:20:43
00:20:45
エホバの天使は言った00:20:47
00:20:48
大軍を率いるエホバ00:20:50
00:20:50
あなたはいつまでエルサレムと
ユダの町々に00:20:52
00:20:52
憐れみを示されないのでしょうか00:20:55
00:20:55
この70年間 あなたは
憤っておられます00:20:59
00:20:59
エホバは 私と話していた天使に00:21:02
00:21:02
優しい慰めの言葉で答えた00:21:05
00:21:05
それから 私と話していた
天使が私に言った00:21:08
00:21:08
大声で言いなさい「大軍を率いる
エホバはこう言っています00:21:12
00:21:12
『私はエルサレムと
シオンを愛してやまない00:21:16
00:21:16
私の愛は非常に熱い00:21:18
00:21:18
安楽にしている国々については
憤っている00:21:21
00:21:21
私の憤りは激しい00:21:23
00:21:23
なぜなら 私はわずかに
憤っただけだったにもかかわらず00:21:27
00:21:27
それらの国々がもたらした災難は
行き過ぎたものだったからだ』00:21:31
00:21:31
それでエホバはこう言っています00:21:33
00:21:33
『私は憐れみを抱いてエルサレムに戻り00:21:36
00:21:36
私の家がそこに建てられる00:21:38
00:21:38
測り綱がエルサレムの上に
伸ばされる』と00:21:41
00:21:41
大軍を率いるエホバは宣言する」00:21:44
00:21:44
エホバの保護する力を強調して
天使はこう述べます00:21:49
00:21:49
2:7‐9です00:21:52
00:21:52
シオンよ 来なさい!00:21:54
00:21:54
バビロンに住んでいる人よ 逃げなさい00:21:57
00:21:57
大軍を率いるエホバは
栄光をお受けになった後00:22:00
00:22:00
あなたたちから略奪していた国々に
私をお遣わしになりました00:22:04
00:22:04
その方はこう言っています00:22:07
00:22:07
「あなたたちに触れる者たちは
私の瞳に触れているのである00:22:11
00:22:11
私は今 彼らに向かって手を振りかざす00:22:14
00:22:14
彼らは自分の奴隷たちに略奪される」00:22:18
00:22:18
あなたたちは 大軍を率いるエホバが
私を遣わしたことを必ず知ります00:22:24
00:22:24
自分の目に 指を突っ込んでほしいと
思う人がいるでしょうか00:22:28
00:22:28
もちろんいません00:22:30
00:22:30
エホバも イスラエル人が
傷つけられることを望みません00:22:34
00:22:35
ゼカリヤ 3:1, 2で00:22:37
00:22:37
天使は 反対の背後に強力な
敵がいることを明らかにしています00:22:43
00:22:43
それから私は 大祭司ヨシュアが00:22:46
00:22:46
エホバの天使の前に
立っているのを見せられた00:22:49
00:22:49
サタンが ヨシュアを妨害しようとして
ヨシュアの右側に立っていた00:22:53
00:22:53
エホバの天使がサタンに言った00:22:56
00:22:56
サタン エホバがあなたを
𠮟責されますように00:22:59
00:22:59
エルサレムを選んだエホバが
あなたを𠮟責されますように00:23:04
00:23:04
このヨシュアは 火の中から
つかみ出された燃える丸太なのです!00:23:09
00:23:09
イスラエル国民に00:23:11
00:23:11
自分の力で敵に立ち向かうよう
励ましているのでしょうか00:23:15
00:23:15
そうではありません!00:23:18
00:23:18
何事もエホバの助けによってのみ
成功することを00:23:22
00:23:22
忘れるべきではない ということです00:23:25
00:23:25
続く 4:6, 7の 00:23:27
00:23:27
ゼカリヤに対する天使の言葉に
耳を傾けましょう00:23:31
00:23:31
ゼルバベルへのエホバの言葉はこうです00:23:34
00:23:34
「『軍隊によるのでも
人間の力によるのでもなく00:23:38
00:23:38
私の聖なる力によるのである』
と大軍を率いるエホバは言う00:23:43
00:23:43
大きな山よ あなたは何者か00:23:47
00:23:47
ゼルバベルの前で あなたは平らになる00:23:50
00:23:50
彼が頭石を持ってくると00:23:52
00:23:52
『素晴らしい!素晴らしい!』
という叫び声が上がる」00:23:57
00:23:57
ユダヤ人は 2人の預言者による00:24:00
00:24:00
心を動かすエホバの言葉で力づけられ00:24:04
00:24:04
強い信仰を持って
神殿の建設を再開します00:24:08
00:24:08
予想通り イスラエルの敵たちは00:24:11
00:24:11
タテナイとシェタル・ボゼナイに
先導され行動を起こします00:24:16
00:24:16
エズラ記に戻り
5:3‐5を読みましょう00:24:21
00:24:22
すると 川向こうの地域の
総督タテナイ シェタル・ボゼナイ00:24:27
00:24:27
彼らの同僚たちがやって来て 尋ねた00:24:30
00:24:30
この家を建て この建物を
完成させるよう 00:24:34
00:24:34
誰が命じたのか00:24:36
00:24:36
さらにこう尋ねた00:24:38
00:24:38
この建物を建てている者たちの
名前は何というのか00:24:42
00:24:42
とはいえ彼らは
ダリウスに報告がなされて00:24:45
00:24:45
この件に関する公文書が
送られてくるまで00:24:47
00:24:47
ユダヤ人を止めなかった00:24:49
00:24:49
神がユダヤ人の長老たちを
見守っていたのである00:24:53
00:24:53
ここからも 学べることがあります00:24:55
00:24:55
反対があっても勇気を持って
エホバへの奉仕を行うなら00:25:00
00:25:00
エホバは私たちの努力を祝福し00:25:02
00:25:02
エホバに仕え続けることが
できるよう助けてくださるのです00:25:06
00:25:06
しかしユダヤ人は
依然として禁令の中で00:25:09
00:25:09
神殿の建設を続けなければなりません00:25:12
00:25:12
ところが その禁令を命じた王が00:25:15
00:25:15
即位して7カ月後に暗殺されます00:25:18
00:25:19
それでタテナイとその仲間たちは00:25:21
00:25:21
ユダヤ人を窮地に追い込むため00:25:24
00:25:24
新しい王ダリウス1世に働きかけます00:25:28
00:25:29
ゼルバベルが主張しているように00:25:31
00:25:31
キュロスが神殿を再建するよう00:25:34
00:25:34
本当に命令を出したかどうかを
調査してほしいと願い出ます00:25:39
00:25:40
それで ダリウスは調査を始めます00:25:44
00:25:46
どんな結果になるでしょうか00:25:48
00:25:48
ユダヤ人の信仰と決意と
喜びは強まるのでしょうか00:25:52
00:25:52
それともその逆の結果に
なるのでしょうか00:25:55
00:25:55
やがてダリウスは キュロスが確かに
神殿の再建を命じていたことを知ります00:26:01
00:26:01
エズラ記 6:6‐12にある00:26:04
00:26:04
ダリウスの強烈な返答に注目しましょう00:26:08
00:26:09
それで 川向こうの地域の
総督タテナイ00:26:13
00:26:13
シェタル・ボゼナイとその同僚である
川向こうの地域の準総督たちよ00:26:18
00:26:18
そこに近づいてはならない00:26:21
00:26:21
その神の家の工事を妨げてはならない00:26:25
00:26:25
ユダヤ人の総督と長老たちは00:26:27
00:26:27
神の家を元の場所に建て直す00:26:31
00:26:31
さらに 神の家を建て直す
ユダヤ人の長老たちのために00:26:36
00:26:36
あなたたちが行うべきことを
私は命じる00:26:39
00:26:40
王の財産のうち川向こうの地域で
徴収された税から00:26:44
00:26:44
速やかに費用が支払われるようにせよ00:26:47
00:26:47
工事が滞らないようにするためである00:26:50
00:26:50
加えて 天の神への
全焼の捧げ物のための00:26:54
00:26:54
雄羊や子羊や若い雄牛00:26:58
00:26:58
また小麦 塩 ぶどう酒 油など00:27:02
00:27:02
必要なものは何でも
エルサレムにいる祭司たちが言う通りに00:27:07
00:27:07
毎日必ず与えよ00:27:10
00:27:10
天の神に喜ばれる捧げ物と00:27:13
00:27:13
王と王族の幸福を願う祈りが00:27:16
00:27:16
絶えず捧げられるようにするためである00:27:20
00:27:20
次のことも命じる00:27:23
00:27:23
この布告に従わない者は自分の家から
引き抜かれた材木にはりつけにされ00:27:28
00:27:28
その家は公衆便所とされる00:27:32
00:27:32
王や民が従わないでエルサレムの
神の家を破壊しようとするなら00:27:37
00:27:37
その場所をご自分の名のために
選んだ神によって00:27:41
00:27:41
滅ぼされてしまうことを
私は願う00:27:45
00:27:45
私ダリウスが このように命令する00:27:49
00:27:49
速やかに実行せよ00:27:52
00:27:53
王の命令を受けて 00:27:55
00:27:55
タテナイと仲間たちは
もうどうすることもできません00:27:59
00:27:59
神殿の再建をやめさせることが
できない上に00:28:03
00:28:03
経済的なサポートまで
命じられてしまいます00:28:07
00:28:07
信仰を持つユダヤ人にとって
何と喜ばしい結果になったのでしょう00:28:12
00:28:12
紀元前515年00:28:14
00:28:14
彼らは喜びのうちに
神殿の奉献式を行います00:28:18
00:28:18
22節を読みましょう00:28:20
00:28:21
7日間 皆で喜んで
無酵母パンの祭りを行った00:28:25
00:28:25
彼らが喜んだのも
以前にアッシリアの王の心が00:28:28
00:28:28
友好的になったのも
エホバのおかげだった00:28:32
00:28:32
だからこそ王は イスラエルの神である
真の神の家の工事に関して00:28:36
00:28:36
彼らを支援したのである00:28:39
00:28:40
現代でも私たちは 賢明で公正な
役人たちが行動してくれるとき00:28:45
00:28:45
心から感謝します00:28:47
00:28:47
しかし一番感謝したいのは00:28:50
00:28:50
物事を導いてくださるエホバです00:28:53
00:28:53
格言 21:1には00:28:55
00:28:55
「王の心はエホバの手にある
水の流れのようだ00:28:59
00:28:59
神はそれをどこへでも
意のままに導く」とあります00:29:03
00:29:03
ですから私たちは この世界の
どんな支配者にも00:29:07
00:29:07
組織にも 希望を置くことはありません00:29:10
00:29:11
永遠の救いをもたらせないだけでなく00:29:13
00:29:13
サタンの体制が滅びる前に00:29:16
00:29:16
全ての国がエホバの民に
反対するからです00:29:20
00:29:20
それらの国々の結末は00:29:22
00:29:22
タテナイよりもひどいものになります00:29:25
00:29:25
では エズラ ハガイ
ゼカリヤの記録から00:29:29
00:29:29
どんな教訓が学べるでしょうか00:29:32
00:29:32
1つ目に エホバは 反対があっても
奉仕を続ける私たちの努力を00:29:37
00:29:37
祝福してくださいます00:29:39
00:29:39
一方 反対者たちの努力は
失敗に終わります00:29:44
00:29:44
2つ目に 生活の豊かさより00:29:47
00:29:47
エホバへの奉仕を優先させるなら00:29:49
00:29:49
エホバは喜びを与えてくださいます00:29:53
00:29:53
今 私たちに委ねられている
仕事は何ですか00:29:57
00:29:58
イエスは弟子たちに
はっきりこう述べました00:30:01
00:30:01
「行って 全ての国の人々を
弟子としなさい」00:30:06
00:30:06
私たちは 生活の豊かさより00:30:09
00:30:09
エホバへの奉仕を大切に思い
優先させているでしょうか00:30:14
00:30:14
ハガイは エホバの神殿が00:30:17
00:30:17
ソロモンの神殿より大きな
栄光を受けると預言しました00:30:22
00:30:22
この預言は今実現しています00:30:25
00:30:25
国々を揺り動かす伝道活動によって00:30:29
00:30:29
何百万もの「貴重なもの」00:30:31
00:30:31
つまりエホバの崇拝者が
集められているからです00:30:35
00:30:35
それらの人々は喜びながら
偉大なエホバの神殿に集まっています00:30:41
00:30:41
その神殿とは イエスの
贖いの犠牲に基づく00:30:45
00:30:45
エホバを崇拝する取り決めのことです00:30:48
00:30:49
今は「板張りの家」をはじめ00:30:52
00:30:52
必要もないものに気持ちを
奪われている時ではありません00:30:56
00:30:57
間もなく 思いがけない時に
サタンの世は終わり 00:31:01
00:31:01
エホバの新しい世界が始まります00:31:05
00:31:05
ですから今00:31:07
00:31:07
サタンがさまざまな手を使って
私たちの気を散らしたり00:31:11
00:31:11
落胆させたりしようとしても00:31:14
00:31:14
喜びを決して
奪われないようにしましょう!00:31:18
00:31:18
新しい世界では 喜びのうちに
エホバに永遠に仕えることができます00:31:25
00:31:25
その時まで エホバと
共に歩んでいきましょう00:31:29
00:31:30
ゼルバベル エシュア
ハガイ ゼカリヤは00:31:35
00:31:35
イスラエルがエホバの恵みを
取り戻せるよう00:31:37
00:31:38
大きな努力を払いました00:31:40
00:31:40
紀元前468年 エズラ自身も00:31:43
00:31:44
人々が正しい方法で真の崇拝を行うのを
助けるためエルサレムに出掛けます00:31:49
00:31:50
しかし イスラエル人には
まだまだ助けが必要だったので00:31:54
00:31:54
エホバは 勇敢な指導者を遣わします00:31:58
00:31:58
続く2日間で 忠実で力強い人
ネヘミヤについて学びます00:32:05
「彼らが喜んだの[は]エホバのおかげだった」
-
「彼らが喜んだの[は]エホバのおかげだった」
「喜んでエホバに仕えよ」
詩編 100:2の言葉です
エホバは私たちの幸せを願い
私たちが喜べるよう
たくさんのものを与えてくださいます
生活を楽しむためのアドバイスを
聖書を通して与えてくださいました
そして 毎日楽しい経験が
できるよう導いておられます
確かに エホバは喜びを
与えてくださる方です
サタンは 私たちがエホバに仕える
喜びを味わうのを嫌がります
なぜでしょうか
その喜びこそ 宣教活動の原動力
であることを知っているからです
それでサタンは 政府や地域社会や
家族からの反対や圧力を利用して
私たちの喜びを打ち砕き
宣教をやめさせようとします
またサタンは 私たちの時間を
エホバへの奉仕ではなく
必要でもないものを手に入れるために
使わせようとします
多くの物を持てば持つほど
喜びも大きくなると
思わせようとしているのです
サタンの策略はいつの時代も同じです
「喜んでエホバに仕え[る]」ために
今何ができるか
エズラ ハガイ ゼカリヤの記録を
読んで学ぶことにしましょう
当時のエホバの民が喜べたのは
なぜでしょうか
喜びを失ったのはなぜですか
難しい状況でも私たちが
今「エホバからの喜び」を
得られるのはなぜでしょうか
そのためにどうすればよいでしょうか
考えましょう
エズラ記を書いたのは 祭司で
モーセの律法の写字生でもあった
エズラです
そしてエズラ記には 同じく
エズラが書いたとされている
歴代誌第二に記された
イスラエルの歴史の
続く部分が取り上げられています
紀元前537年
多くのユダヤ人が
ユダに帰ろうとしています
彼らは 偶像崇拝を行ったため
バビロンで70年間
流刑になっていましたが
このつらい経験から 二度と偶像崇拝を
してはいけないということを学びました
そして 再び清い崇拝を行うため
エルサレムに帰る日が来たのです
この出来事には 幾人かの
ペルシャの王が関係しています
最初に出てくるのはキュロス王です
将来はとても明るく見えます
どうぞ エズラ 1:1‐6を
お開きください
ペルシャのキュロス王の
治世の第1年のことである
かつてエレミヤが語った
エホバの言葉が実現するよう
エホバはキュロス王の心を奮い立たせ
王国全域に布告を出させた
王はその布告を文書に記した
ペルシャのキュロス王の言葉
「天の神エホバは 地上の
全ての王国を私に下さった
そして ユダのエルサレムにご自分の
家を建てるよう私にお命じになった
それで その神の民である人は誰でも
ユダのエルサレムに上っていき
イスラエルの神である
真の神エホバの家を建て直すがよい
その家はかつてエルサレムに
あったのである
神がその人と共に
おられるよう願っている
外国人としてどこに住んでいるとしても
その人は近隣の人から助けを得よ
近隣の人がその人に
銀や金 物品 家畜を与え
エルサレムにあった真の神の家のための
自発的な捧げ物を持たせるのである」
そこで ユダ族とベニヤミン族の
氏族長たち 祭司とレビ族
つまり真の神に心を
奮い立たせられた全ての人は
エルサレムにあったエホバの家を
建て直すために上っていく準備をした
周囲の人々は皆 銀と金の器具
物品 家畜 高価な品々
そのほかあらゆる自発的な
捧げ物を与えて支援した
素晴らしいですね!
エホバは キュロス王が
神殿再建の許可を与え
ユダヤ人たちが自分たちの
土地に帰れるようにされました
多くのユダヤ人は神殿再建の
仕事を喜んで引き受けます
さまざまな事情で帰れなかった人たちも
資金面で援助します
紀元前537年の春ごろ
5万人ほどのイスラエル人が
バビロンを出発します
ヨシュアとも呼ばれる大祭司エシュアと
キュロスによって総督に任命された
ゼルバベルが人々を導きます
秋の初めにはユダに到着し
歓喜の声を上げます
どうすればその喜びを
ずっと維持できるのでしょうか
彼らが到着後 直ちに
何を行ったかに注目しましょう
エズラ 3:1‐6です
第7の月になり
それぞれの町にいたイスラエル人は
同じ思いでエルサレムに集まった
エホツァダクの子エシュアと
仲間の祭司たち
シャルテルの子ゼルバベルと
その兄弟たちは
立ち上がってイスラエルの
神の祭壇を作った
真の神に仕えた人モーセの律法に
記されている通りに
全焼の犠牲を祭壇の上で
捧げるためだった
彼らは周囲の国の人々を恐れながらも
祭壇を元の場所に設け
朝と夕方に 全焼の犠牲を
エホバに捧げ始めた
そして 律法に記されている通りに
仮小屋の祭りを行い
毎日 定められている数の
全焼の犠牲を捧げた
その後 日々の全焼の捧げ物
新月の捧げ物
エホバの全ての神聖な
祭りの時期のための捧げ物
また民から差し出された
エホバへの自発的な捧げ物を捧げた
第7の月の1日から全焼の犠牲を
エホバに捧げ始めたが
エホバの神殿の土台は
まだ据えられていなかった
ユダヤ人たちは「周囲の国の
人々を恐れながらも」
エホバへの崇拝を再開しました
その勇気ある行動は
喜びにつながりました
モーセがイスラエル人と共に
仮小屋の祭りを祝った時
「あなたはただ喜びます」
と言った通りです
その翌年 ユダヤ人たちは勇気を持って
喜びのうちに神殿の土台を据えます
エズラ 3:10‐13の
朗読に耳を傾けましょう
建築者たちがエホバの
神殿の土台を据えると
正装をした祭司たちはラッパを持ち
アサフの子孫であるレビ族の人たちは
シンバルを持って
イスラエルのダビデ王の指示通りに
エホバを賛美するために立ち上がった
そして エホバに賛美と感謝を捧げ
「神は善い方で
イスラエルへの揺るぎない愛は
永遠に続く」と交互に歌った
民も皆 エホバの家の土台が
据えられたことで
エホバを大声で賛美した
祭司 レビ族 氏族長のうちの多くの人
つまり以前の神の家を見たことがある
年老いた人たちは
この家の土台が据えられるのを見て
大声で泣いた
一方 ほかの大勢は
大きな歓声を上げた
そのため 民は歓喜の声と
泣き声とを区別できなかった
遠くまで聞こえるほどの
大きな声だったのである
年長の人たちの中には
新しい神殿が
ソロモンの神殿のように立派には
ならないと嘆いている人がいます
その泣き声を ほかの人たちの
喜びの声がかき消します
しかし 周りの民族の人々は喜びません
むしろ その喜びを打ち砕こうと
策を巡らします
どうなるでしょうか
エズラ 4:1‐3をご覧ください
ユダ族とベニヤミン族の敵たちは
帰還した民がイスラエルの神エホバの
神殿を建てていることを聞くと
すぐにゼルバベルと
氏族長たちの所に行き 言った
一緒に建てさせてください
私たちも皆さんの神を崇拝していますし
私たちをここに連れてきたアッシリアの
エサル・ハドン王の時代以来
皆さんの神に犠牲を捧げています
しかし ゼルバベルとエシュアと
他のイスラエルの氏族長たちは言った
私たちの神の家を皆さんと
一緒に建てることはしません
ペルシャのキュロス王から
命じられた通り
私たちだけでイスラエルの神
エホバの家を建てます
ゼルバベルは敵たちの悪巧みに気付き
申し出を断ります
すると敵たちは 神殿での
作業を妨害し始めます
4節から7節に注目しましょう
それで その土地の人々は
絶えずユダの民の士気をくじき
建てる意欲を失わせようとした
ペルシャのキュロス王の時代から
ペルシャのダリウス王の治世まで
助言者を雇っては計画を妨害し続けた
そして アハシュエロスの
治世の初めには
ユダとエルサレムの住民を
訴える書状を記した
また ペルシャの
アルタクセルクセス王の時代には
ビシュラム ミトレダト
タブエルとその同僚たちが
アルタクセルクセス王に
手紙を書き送った
その手紙はアラム語に訳され
アラム語の文字で書かれた
イスラエルに敵対する
行政長官レフムたちが
王に書き送った手紙に注目しましょう
一体どんな告発をしたのでしょうか
エズラ 4:11‐16の記録です
これが王に送られた手紙の写しである
アルタクセルクセス王へ
川向こうの地域にいる
あなたの家来たちから
王にご報告いたします
王のもとからこちらに上ってきた
ユダヤ人が エルサレムに到着し
反逆的な悪い都市を建て直しています
城壁を完成させつつあり
土台を修理しています
ぜひ王に知っていただきたいのですが
もしこの都市が建て直されて
城壁が完成するなら
ユダヤ人は人頭税や
物品税や通行料を納めず
王の財政に損失が及ぶでしょう
私たちは王宮から給料を頂いており
王が損害を被るのを
見過ごすわけにはまいりませんので
この手紙を王にお送りいたします
王の先祖の記録の調査がなされれば
お分かりいただけると思います
この都市は反逆的で
王たちと州にとって有害であり
反乱を起こす者たちが昔からいました
そのために この都市は
滅ぼされたのです
この都市が建て直されて
城壁が完成するなら
川向こうの地域において
王には何の権力もなくなる
ということをお知らせいたします
どこかで聞いたような告発です
今 敵たちが私たちに
投げ付けてくる言葉と全く同じです
「エホバの証人は税金を納めない
政府にとって有害だ
反逆的で 反乱をあおる
全然言うことを聞かない」
もちろん 全部言い掛かりです
でも そうした告発は当時
それなりの効果がありました
王は神殿再建の中止を命じます
残念なことに 工事は
ストップしてしまいます
ユダヤ人たちは帰った当初
妨害する敵たちを恐れませんでした
しかし やがて恐れるようになります
今日 私たちが直面する反対も
ますます多く
いよいよ激しくなっています
しかし 妥協しても 投げ出しても
喜びは生まれません
実際はその逆です
たとえ暴力を振るわれても
忠実であり続けるなら喜べます
本当ですか
こんなことがありました
母親と娘が怒り狂った男たちに
取り囲まれています
党員カードを買おうとしないからです
2人はどうするでしょうか
もし 妥協してカードを買ったら
男たちは喜びます
でも 姉妹たちは エホバを
否定してしまったと感じて
惨めな気持ちになるでしょう
でも姉妹たちは妥協しませんでした
もちろん ひどいことをされて
うれしいはずがありません
とはいえ 姉妹たちの良心は
晴れやかでした
エホバへの揺るぎない愛を示せたので
心からの喜びを味わいました
エズラの時代のユダヤ人はどうですか
彼らの多くは バビロンでの
安定した生活を後にし
ユダへの長くて大変な旅行に出掛けます
ところが 神殿の土台を据えてから
およそ14年間反対を受け
エホバへの奉仕に対する熱意は
すっかり冷めてしまいます
犠牲を捧げてはいたものの
神殿を再建するようにという
エホバの命令は果たしていません
反対に直面した彼らは
今はエホバの時ではないと
言い訳します
総督ゼルバベルと大祭司エシュアでさえ
励ましを必要としています
必要な励ましを与えるために
エホバは預言者ハガイを遣わします
ハガイ 1章を開いてみましょう
ハガイは 約4カ月にわたって
問題の根本原因を
力強くはっきりと伝えます
ハガイ 1:2‐11を
読んでみましょう
大軍を率いるエホバはこう言う
「この民は 『エホバの家を建てる時は
まだ来ていない』と言っている」
エホバは預言者ハガイを通して
さらに言った
「あなたたちにとって今は
板張りの家に住む時だろうか
私の家が荒廃しているというのに
大軍を率いるエホバはこう言う
『自分がしていることについて
よく考えてみなさい
種をたくさんまいても
収穫はわずかしかない
食べても 満腹にはならない
飲んでも 満足するほどは飲めない
服を着ても 温かくならない
働いて賃金をもらっても
穴だらけの袋に入れているかのようだ』
大軍を率いるエホバは
『自分がしていることについて
よく考えてみなさい』と言う
『山に行って木を切り出し
私の家を建てなさい
そうすれば 私は喜び 栄光を受ける』
と エホバは言う
大軍を率いるエホバは宣言する
『あなたたちは多くの収穫を
期待していたが わずかしか得なかった
あなたたちはそれを
この家に持ってきたが
私はそれを吹き飛ばした
どうしてか
あなたたちがそれぞれ
自分の家のために走り回り
私の家が荒廃しているからだ
それで 天からの露はなくなり
大地の実りもなくなった
私は大地と山々に干ばつを起こした
穀物や新しいぶどう酒や
油や作物は不足し
人や家畜は苦しみ
あなたたちの労働は
全て無駄になった』」
エホバは自己中心的なユダヤ人を
働いて得たお金を穴の開いた袋に
入れている人に例えています
ユダヤ人はエホバの家を
ないがしろにしているので
エホバは彼らを祝福されません
ですから 働いても貧しく
生活にも喜びがありません
人々は 喪失感を埋め合わせるために
家にお金をかけるかもしれません
でもそんなことをしても
神との絆を強めることはできません
何が学べるでしょうか
良いものを楽しむのは
悪いことではありません
でもお金や物では長続きする
本当の喜びは得られません
それらを得ようとしてエホバへの
奉仕を後回しにするなら
なおさらです
詩編 127:1の
「エホバが家を建てるのでなければ
建てる人の労働は無駄である」という
言葉を忘れないようにしましょう
「王国と神から見て正しいこととを
いつも第一に」するなら
神はふさわしい時に必要なものを
与えてくださいます
格言 10:22には
「エホバの祝福が人を富ませる
それに痛みは伴わない」とあります
さて この新しい神殿は
ある人たちが考えているように
ソロモンの神殿より
劣るものなのでしょうか
エホバはハガイを通して
この神殿の栄光が
偉大なものとなることを保証されます
ハガイ 2:3‐9を読んでみましょう
栄光があった頃のこの家を
見たことがある人はいるか
その家は 今はどう見えるか
かつてと比べると
ないに等しいのではないか
ゼルバベル 今 勇気を出しなさい
エホツァダクの子である大祭司ヨシュア
勇気を出しなさいとエホバは言う
民全ても勇気を出し
働きなさいとエホバは言う
大軍を率いるエホバは宣言する
私はあなたたちと共にいる
あなたたちがエジプトから出た時に
私が約束した事を思い出しなさい
私の力は今もあなたたちのただ中にある
恐れてはならない
大軍を率いるエホバはこう言う
間もなく 私は天と地と海と陸を
もう一度揺り動かす
また 私はあらゆる国を揺り動かす
あらゆる国の貴重なものが入ってくる
私はこの家を栄光で満たすと
大軍を率いるエホバは言う
銀は私のもの 金も私のものであると
大軍を率いるエホバは宣言する
この家の将来の栄光は
かつてのものより大きくなると
大軍を率いるエホバは言う
全宇宙の創造者 また所有者である方が
宣言した目的を
誰かが あるいは何かが
阻むことなどできるでしょうか
絶対にできません
エホバのメッセージは明快です
それでも 神殿再建のために
戻った人々には
さらなる励ましが必要でした
エホバは 預言者ゼカリヤの所に
天使を遣わします
ゼカリヤ 1:12‐16を開いて
イスラエルを力づける天使の言葉を
一緒に読んでみましょう
ゼカリヤ 1:12‐16です
エホバの天使は言った
大軍を率いるエホバ
あなたはいつまでエルサレムと
ユダの町々に
憐れみを示されないのでしょうか
この70年間 あなたは
憤っておられます
エホバは 私と話していた天使に
優しい慰めの言葉で答えた
それから 私と話していた
天使が私に言った
大声で言いなさい「大軍を率いる
エホバはこう言っています
『私はエルサレムと
シオンを愛してやまない
私の愛は非常に熱い
安楽にしている国々については
憤っている
私の憤りは激しい
なぜなら 私はわずかに
憤っただけだったにもかかわらず
それらの国々がもたらした災難は
行き過ぎたものだったからだ』
それでエホバはこう言っています
『私は憐れみを抱いてエルサレムに戻り
私の家がそこに建てられる
測り綱がエルサレムの上に
伸ばされる』と
大軍を率いるエホバは宣言する」
エホバの保護する力を強調して
天使はこう述べます
2:7‐9です
シオンよ 来なさい!
バビロンに住んでいる人よ 逃げなさい
大軍を率いるエホバは
栄光をお受けになった後
あなたたちから略奪していた国々に
私をお遣わしになりました
その方はこう言っています
「あなたたちに触れる者たちは
私の瞳に触れているのである
私は今 彼らに向かって手を振りかざす
彼らは自分の奴隷たちに略奪される」
あなたたちは 大軍を率いるエホバが
私を遣わしたことを必ず知ります
自分の目に 指を突っ込んでほしいと
思う人がいるでしょうか
もちろんいません
エホバも イスラエル人が
傷つけられることを望みません
ゼカリヤ 3:1, 2で
天使は 反対の背後に強力な
敵がいることを明らかにしています
それから私は 大祭司ヨシュアが
エホバの天使の前に
立っているのを見せられた
サタンが ヨシュアを妨害しようとして
ヨシュアの右側に立っていた
エホバの天使がサタンに言った
サタン エホバがあなたを
𠮟責されますように
エルサレムを選んだエホバが
あなたを𠮟責されますように
このヨシュアは 火の中から
つかみ出された燃える丸太なのです!
イスラエル国民に
自分の力で敵に立ち向かうよう
励ましているのでしょうか
そうではありません!
何事もエホバの助けによってのみ
成功することを
忘れるべきではない ということです
続く 4:6, 7の
ゼカリヤに対する天使の言葉に
耳を傾けましょう
ゼルバベルへのエホバの言葉はこうです
「『軍隊によるのでも
人間の力によるのでもなく
私の聖なる力によるのである』
と大軍を率いるエホバは言う
大きな山よ あなたは何者か
ゼルバベルの前で あなたは平らになる
彼が頭石を持ってくると
『素晴らしい!素晴らしい!』
という叫び声が上がる」
ユダヤ人は 2人の預言者による
心を動かすエホバの言葉で力づけられ
強い信仰を持って
神殿の建設を再開します
予想通り イスラエルの敵たちは
タテナイとシェタル・ボゼナイに
先導され行動を起こします
エズラ記に戻り
5:3‐5を読みましょう
すると 川向こうの地域の
総督タテナイ シェタル・ボゼナイ
彼らの同僚たちがやって来て 尋ねた
この家を建て この建物を
完成させるよう
誰が命じたのか
さらにこう尋ねた
この建物を建てている者たちの
名前は何というのか
とはいえ彼らは
ダリウスに報告がなされて
この件に関する公文書が
送られてくるまで
ユダヤ人を止めなかった
神がユダヤ人の長老たちを
見守っていたのである
ここからも 学べることがあります
反対があっても勇気を持って
エホバへの奉仕を行うなら
エホバは私たちの努力を祝福し
エホバに仕え続けることが
できるよう助けてくださるのです
しかしユダヤ人は
依然として禁令の中で
神殿の建設を続けなければなりません
ところが その禁令を命じた王が
即位して7カ月後に暗殺されます
それでタテナイとその仲間たちは
ユダヤ人を窮地に追い込むため
新しい王ダリウス1世に働きかけます
ゼルバベルが主張しているように
キュロスが神殿を再建するよう
本当に命令を出したかどうかを
調査してほしいと願い出ます
それで ダリウスは調査を始めます
どんな結果になるでしょうか
ユダヤ人の信仰と決意と
喜びは強まるのでしょうか
それともその逆の結果に
なるのでしょうか
やがてダリウスは キュロスが確かに
神殿の再建を命じていたことを知ります
エズラ記 6:6‐12にある
ダリウスの強烈な返答に注目しましょう
それで 川向こうの地域の
総督タテナイ
シェタル・ボゼナイとその同僚である
川向こうの地域の準総督たちよ
そこに近づいてはならない
その神の家の工事を妨げてはならない
ユダヤ人の総督と長老たちは
神の家を元の場所に建て直す
さらに 神の家を建て直す
ユダヤ人の長老たちのために
あなたたちが行うべきことを
私は命じる
王の財産のうち川向こうの地域で
徴収された税から
速やかに費用が支払われるようにせよ
工事が滞らないようにするためである
加えて 天の神への
全焼の捧げ物のための
雄羊や子羊や若い雄牛
また小麦 塩 ぶどう酒 油など
必要なものは何でも
エルサレムにいる祭司たちが言う通りに
毎日必ず与えよ
天の神に喜ばれる捧げ物と
王と王族の幸福を願う祈りが
絶えず捧げられるようにするためである
次のことも命じる
この布告に従わない者は自分の家から
引き抜かれた材木にはりつけにされ
その家は公衆便所とされる
王や民が従わないでエルサレムの
神の家を破壊しようとするなら
その場所をご自分の名のために
選んだ神によって
滅ぼされてしまうことを
私は願う
私ダリウスが このように命令する
速やかに実行せよ
王の命令を受けて
タテナイと仲間たちは
もうどうすることもできません
神殿の再建をやめさせることが
できない上に
経済的なサポートまで
命じられてしまいます
信仰を持つユダヤ人にとって
何と喜ばしい結果になったのでしょう
紀元前515年
彼らは喜びのうちに
神殿の奉献式を行います
22節を読みましょう
7日間 皆で喜んで
無酵母パンの祭りを行った
彼らが喜んだのも
以前にアッシリアの王の心が
友好的になったのも
エホバのおかげだった
だからこそ王は イスラエルの神である
真の神の家の工事に関して
彼らを支援したのである
現代でも私たちは 賢明で公正な
役人たちが行動してくれるとき
心から感謝します
しかし一番感謝したいのは
物事を導いてくださるエホバです
格言 21:1には
「王の心はエホバの手にある
水の流れのようだ
神はそれをどこへでも
意のままに導く」とあります
ですから私たちは この世界の
どんな支配者にも
組織にも 希望を置くことはありません
永遠の救いをもたらせないだけでなく
サタンの体制が滅びる前に
全ての国がエホバの民に
反対するからです
それらの国々の結末は
タテナイよりもひどいものになります
では エズラ ハガイ
ゼカリヤの記録から
どんな教訓が学べるでしょうか
1つ目に エホバは 反対があっても
奉仕を続ける私たちの努力を
祝福してくださいます
一方 反対者たちの努力は
失敗に終わります
2つ目に 生活の豊かさより
エホバへの奉仕を優先させるなら
エホバは喜びを与えてくださいます
今 私たちに委ねられている
仕事は何ですか
イエスは弟子たちに
はっきりこう述べました
「行って 全ての国の人々を
弟子としなさい」
私たちは 生活の豊かさより
エホバへの奉仕を大切に思い
優先させているでしょうか
ハガイは エホバの神殿が
ソロモンの神殿より大きな
栄光を受けると預言しました
この預言は今実現しています
国々を揺り動かす伝道活動によって
何百万もの「貴重なもの」
つまりエホバの崇拝者が
集められているからです
それらの人々は喜びながら
偉大なエホバの神殿に集まっています
その神殿とは イエスの
贖いの犠牲に基づく
エホバを崇拝する取り決めのことです
今は「板張りの家」をはじめ
必要もないものに気持ちを
奪われている時ではありません
間もなく 思いがけない時に
サタンの世は終わり
エホバの新しい世界が始まります
ですから今
サタンがさまざまな手を使って
私たちの気を散らしたり
落胆させたりしようとしても
喜びを決して
奪われないようにしましょう!
新しい世界では 喜びのうちに
エホバに永遠に仕えることができます
その時まで エホバと
共に歩んでいきましょう
ゼルバベル エシュア
ハガイ ゼカリヤは
イスラエルがエホバの恵みを
取り戻せるよう
大きな努力を払いました
紀元前468年 エズラ自身も
人々が正しい方法で真の崇拝を行うのを
助けるためエルサレムに出掛けます
しかし イスラエル人には
まだまだ助けが必要だったので
エホバは 勇敢な指導者を遣わします
続く2日間で 忠実で力強い人
ネヘミヤについて学びます
-