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ネヘミヤ:エホバからの喜びは力となる 第2部

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今は ユダヤ人の暦では ティシュリ
この月にさまざまな祭りが行われます
エルサレムの城壁の修復は
完了したばかりです
しかし今度は エホバとの関係を
修復しなければなりません
神の律法を知らない人が大勢います
誰が教えますか
人々から尊敬されており
私より長くここにいる エズラです
これがエホバの規定と法規です
エズラと他のレビ族は
モーセの律法の書を読み聞かせました
ただ朗読するだけではなく
分かりやすく説明して
意味を教えたのです
民は これまでの行いが
どれほど神を悲しませたかを
理解するようになりました
安息日を守らないこと
足が不自由な動物の犠牲を捧げること
妻を離婚して他の民族の女性と
結婚することなどです
心が痛みましたが
神の律法を聞いて学び
エホバへの崇拝が
どういうものかが分かりました
悲しんだり泣いたりしないでください
何がエホバを悲しませるかが分かった今
エホバの喜ぶことを行いましょう
行って 良い物を食べ
ぶどう酒を飲み
持っていない人と分け合いましょう
悲しんではいけません
エホバからの喜びは
皆さんの力となるのです
私たちは仮小屋の祭りについての
エホバの指示に従いました
神の祝福に感謝する
喜ばしい日々を過ごしました
その月の24日には
神の律法を聞くために集まり
罪を告白し
悪い行いについて泣き悲しみました
そして 書面で厳粛な誓約をしました
私たちは エホバの律法に従うことを
心に決めたのです
アーメン!アーメン!
でもすぐにそれを忘れた人もいました
ペレト!
ラハム
今月の家賃分だ
袋に入れろよ 運びにくいだろ
ネヘミヤが言ったこと聞いたか?
エルサレムに住むって話?
ああ くじで選ばれた家族が
移住させられる
ばかげた話だ
ああ 聞いてる
うちが選ばれたんだ
どうしてだ?俺は地主だぞ
おかしいだろ
へえ!
それでいつ引っ越すの?
引っ越す?俺は行かないぞ
好きな所に住む権利がある そうだろ
うちは選ばれなかった
分かんないぞ
選ばれたら おまえも断るんだ
ラハム
ネヘミヤは王の指示で
再建のために来た
ネヘミヤは総督だぞ
どうせ総督は代わる
ネヘミヤはシュシャンに帰る
あいつがいなくなれば
また好きなようにできる
たとえネヘミヤがいなくなっても
エホバは見ておられる
エルサレムの再建はエホバの指示だ
信じてないのか?
ネヘミヤの肩ばかり持ちやがって
俺はどうなるんだ
ラハム
忘れ物
何話してたの?
ラハムはエルサレムに
引っ越すのを嫌がってる
僕にも行くなと
あなたは何て言ったの?
ネヘミヤはエホバに
従ってるって言ったんだ
エホバに従えば幸せになれるのに
ラハムはそれが分かってない
うちも 選ばれたら引っ越すの?
ああ
ネヘミヤに倣いたい
ラハムじゃなくて いいよね?
ええ
いいよ
城壁の奉献式の日
エルサレムは神への感謝と
賛美の歌であふれました
喜びの声ははるか遠くにまで
響き渡りました
シュシャンに戻ってからも
この時のことをよく思い返しました
でも まだエルサレムを
離れるべきではなかったのです
エホバは 私が去った後
エルサレムで起きた事を
記録させるため
ある人物を用います
それはマラキです
トビヤを覚えていますか
彼はユダヤ人ではありませんでしたが
神殿に出入りし
ユダヤ人との姻戚関係を利用して
自分勝手に行動していました
ここに来るのは久しぶりだな
どうした?
あなたにお会いしたくて
ああこれ つまらないものですが
トビヤ いつもすまないね
とんでもありません
ああ 今日は何かな?
じゃあ1つ頼んでもいいですか
もちろん 何だい?
ええっと 家族のことなんですが・・・
ああ
私とあなたの親族が
サマリアから訪ねて来たとき
一緒に食事できる場所が
あればいいと思って
うーん
そう この神殿の中に
そしたら彼らもしょっちゅう
エホバを崇拝できますよね
いや まあ 時々かな
神殿の中に?
無理なのは知ってるだろ
それに 空き部屋もない
空き部屋がない?貯蔵室は?
そこはレビ族の食糧置き場だ
1つくらい使わせてくださいよ
1部屋 1部屋だけ
ネヘミヤが何と言うか
何を恐れているんですか
ネヘミヤはシュシャンですよ
でも万が一
告げ口する人がいるんですか
まさかあなたが?
いや そんな!
なら 問題はない
大祭司はまたトビヤの言いなりか
どこに置けばいいですか
ここに 気を付けて
はーい
見ろ 来たぞ
早くしてください
物がなくなったら
テーブルを・・・ここに
そして椅子は
壁沿いに置いてください
トビヤ ここにあったものは
どこに持っていけばいいですか?
知りませんよ 好きにすればいいでしょ
とにかく さっさとどいてください
で・・・ 椅子はここでいいと
テーブルはこんなふうに・・・
そして食糧はこの辺りに
置いていただけますか
エルヤシブは何を考えているんだ
個人的な目的で部屋を
使ってはいけないはずだ
ましてトビヤはユダヤ人でもない
せっかくネヘミヤが神殿を
神聖なものとしてくれたのに
レビ族のための寄付も
ほとんどされていない
畑や羊の世話をしないと
食べていけないし
エホバに仕えてる意味が分かんない
兄弟たち
喜びを失うべきじゃない
エホバへの奉仕だけで
食べていけないんですよ
それに 自分の「羊をよく
世話しなさい」って書いてある
でも 「忠実な人は多くの
祝福を受け[る]」とも書いてある
エホバを待たなきゃ
いずれエホバが全てを正してくださる
マラキは人々がエホバを
軽んじているのを見ました
かつては律法を守ることを
誇りにしていたレビ族までが
今では自分たちの奉仕に
疑問を抱いています
お兄さん!
羊持っていかない?
供え物が大きいと 祝福も大きいよ
それに ご近所にもいい顔ができる
大丈夫 もうありますから
待って 待って
そう お兄さんいい人そうだから
特別にお安くしとくよ
ああ このハトより安いくらい
ちょっと見ていきなって
その羊は目が見えてない
歩き方も変だ
いやいや この品種ではこれが普通だよ
律法には欠陥のある動物を
捧げてはいけないと書いてある
もし羊を買えるんだったら
傷のないものにするさ!
お買い得なのに
品物もいいし 値段もいい
もういいから
賢くいこうよ!
そんなの ただの伝統だろ
ああ!
神殿は変わってしまった
エホバのことなんて みんな考えてない
アズバ!
どうした?
何があった?
ラハムは?
離婚証書?!
私 いい妻でいるように頑張ったわ
でも駄目だったみたい
家を追い出された
大丈夫だ アズバ
ここにいればいい 一緒に
そうよ
ああもう 私のせいだわ
そんなふうに考えないで
あの人の子を産めなかったから
結婚の絆に
子供がいるいないは関係ない
エホバを信じて
絶対に見捨てられない
ありがとう
ラハム!
昨日 うちに誰が来たと思う?
君の妻
いや「元」妻と言った方がいいのかな
何の落ち度もないのに
離婚するなんてひどいじゃないか
モーセも言っただろ
妻に恥ずべき点があれば
離婚証書を手渡し
家から去らせろって
俺の子を産まなかったのは
立派な理由になる
それにもうあいつには飽きたんだ
今日ギズラと結婚する
ギズラ?
モアブ人の?
ほかの民族の女性と
結婚しないって誓ったよね?
律法にはこうある
「彼らはあなたの息子を
ほかの神々に仕えさせる・・・
その時エホバの怒りが燃え」るって!
俺に意見するつもりか?
自分の幸せは自分で決める
ラハム 人を幸せにできるのは
エホバだけだ
自分の力で幸せになれるって
本気で思ってるのか
エホバ どうしてですか
私たちが互いに裏切り
契約を汚しているのは
マラキ!
私の名を軽んじている
祭司たちに言いなさい
「子は父を敬い 召し使いは主人を敬う
私が父であるのなら
私への敬意はどこにあるのか
私が主人であるのなら
私への畏れはどこにあるのか」
いらっしゃい
供え物はいかがですか おっ!
なぜレビ族はエホバの名を
軽んじているんだ
軽んじている?どういうことだ?
あなた方は
欠陥のある動物を捧げながら
悪いことではないと言っている
エホバは受け入れられるだろうか?
肉になってしまえば
傷物かどうかなんて分からないさ
そうか エホバにも
分からないと思うか?
いつの日かエホバが神殿に来て
金や銀のようにあなた方を
精錬するでしょう
マラキ いいかげんにしろ
みんなが受け入れていることに
言い掛かりをつけるな
エホバは言われました
「祭司たちよ あなたたちが
心に留めないなら
私はあなたたちに災いをもたらし
あなたたちの祝福を災いに変える
私のもとに戻ってきなさい
そうすれば 私も
あなたたちのもとに戻ろう」
戻るとはどういうことですか
「神から奪うことなど
あり得ないと思うか
あなたたちは奪っている」と
エホバは言われました
奪っている?
「10分の1や寄進物のことである」
「国民全体が私から奪っている
10分の1全部を持ってきて
私の家に食物があるようにしなさい
私が天の水門を開いて
あふれるほどに祝福を注ぐかどうか
私を試してほしい」とも言われました
それに 神が犠牲を受け入れられない
ほかの理由もあります
それは何だ?
あなた方は若い時からの
妻を裏切っています
しかし そうしない人もいました
聖なる力が残っていたからです
自分の内面の傾向に気を付けなさい
若い時からの妻を裏切ってはいけません
「私は離婚を憎む」と
エホバは言われました
祭司の唇は知識を保つべきであり
民は祭司の口に律法を求めるべきです
なのに あなた方は多くの人の
信仰を妨げています
マラキに与えられたエホバの言葉は
問題が人々の心にあることを
明らかにしました
それでもマラキは 正しいことを
行いたいと思う人たちを探しました
ペレト
マラキ
アズバ 元気を出してください
皆さんは正しい人と悪い人
神に仕える人と仕えない人の
違いを目にすることになります
さすが 預言者だわ
あなたと同じエホバの奉仕者です
皆さんがエホバについて語り合う時
エホバは耳を傾けておられます
神は ご自分を畏れる人たちのことを
記録の書に記されます
エホバが共におられますように
私は何年もエルサレムを離れていました
でもそこの人たちのことは
忘れませんでした
それで王からエルサレムに
戻る許可をもらいます
でも戻ってきて 衝撃を受けました
エルヤシブ!
あなたに平和がありますように
ネヘミヤ!
ど どうしてここに・・・?
レビ族と歌い手たちはどこですか
ちょっと出掛けてて・・・
出掛けてる? どういうことですか
ああ・・・ あっ ペダヤ ペダヤ!
ネヘミヤをご案内して
ああ ちょっと失礼していいですか
ああどうぞ
ペダヤ 神殿での奉仕はどうですか
食糧は足りていますか
ほとんどありません
どういうことですか?
長いこと祭司とレビ族は
務めを果たしていません
それを見て人々は10分の1を
納めなくなりました
それで祭司たちは畑仕事に
戻ってしまいました
あなたは残ったんですね?
はい あるもので何とかやっています
エホバは信仰を持つ者を
決してお見捨てになりません
エホバが必ず事態を正されるはずです
エルヤシブは 食糧を持ってくるよう
人々に言わなかったのですか
あなたが留守の間 マラキが
エルヤシブと祭司たちに
警告を与えました
でもエルヤシブは
食糧の置かれていたこの部屋を
食堂としてトビヤに使わせています
ペダヤ 手伝ってください
何をしている?
エルヤシブ!あなたこそ何をしている
どうして神の家を
ないがしろにしているのですか
ネヘミヤ
みんなでこの部屋を清め
全て元に戻しなさい
おっしゃる通りに
全てのレビ族と歌い手たち
代官たちを集めなさい
みんなを持ち場に戻らせます
ペダヤ シェレムヤとザドクと一緒に
貯蔵室を見てください
ハナンが手伝います
兄弟たちに食糧を分けてください
ネヘミヤ 待ってください
説明しますから
これから ユダの人たちに
穀物と新しいぶどう酒と油の
10分の1を持ってくるように伝えます
聞いてください
待って
エホバ覚えていてください
神の家のために私が示した
揺るぎない愛を
エホバの家がないがしろに
されていただけではありません
エホバが神聖なものとして
定めた 安息日に
商売をしている人もいました
今日は何があるの?
おいしい魚だ
ティルスのね
何をしているのですか
今日は安息日です
ネヘミヤ
安息日を汚すとは何事ですか
だからこの町は滅ぼされたんです!
今じゃみんなやってます
エホバはどう思う
私は商売をやめさせ
安息日を神聖なものとするために
扉を閉じさせました
でも 次の週も
商人たちはやってきました
一体どういうつもりだ?
昨日は野宿したんだぞ
律法を知ってますよね
安息日には仕事も商売もしてはいけない
帰りなさい!安息日を神聖なものと
するために見張ってください
誰も入れてはいけません
エホバ どうかこのことも覚えていて
私に揺るぎない愛と
思いやりを示してください
問題はほかにもありました
おいで
Ana la mitbayen
戻ってきなさい!
お父さんの言うことを聞くんだ!
どうしたんですか
神殿に行きたがらないんです
ねえ?どうして嫌なの?
Shvok Y-ati!
待ちなさい!
すいません 妻が
ヘブライ語を話さないので
あなたは エホバに仕えていない人と
結婚しないと誓いましたね
ネヘミヤ もう昔の話です
何言ってるんだ!
分かった 分かった!
なぜ エホバの命令と
自分の誓約を軽んじるのですか
放してくれ!
親がこれじゃ子供はエホバを愛せない
エホバの祝福なしに
成功できるとでも思うのか!
祝福は祈り求めている!
そうか!でも神に従っていない
ラハム 律法に反する結婚を
エホバが祝福するはずがない
それはある意味仕方のないことでした
人々を教え導く立場の人たちが
悪い手本を示していたからです
エルヤシブの孫はベト・ホロンの人と
結婚しています
サンバラテの娘です
どうして律法を不敬に扱うのですか
他の民族の娘を
あなたたちの息子や自分のために
迎えてはなりません
イスラエルの王ソロモンは
そのことで罪を
犯したのではありませんか
何か言ってよ おじいちゃん
黙っていなさい
他の民族の女性と結婚することなど
あってはならない神に対する
大きな罪です
あなたは祭司職を汚しています
祭司を辞めて
エルサレムから出ていきなさい
分かった じゃあサマリアに行く
ここは窮屈だ
あれは私の孫だ
ではなぜ 黙って見ていたのですか
神との良い関係を保つには
神殿での奉仕が不可欠です
知っていますよね
それなのにあなたたちは
私がここにいない間
自分たちがすべきことを
していませんでした
時間はかかりましたが
再び真の崇拝が
行われるようになりました
今思えば エホバはいつも力を
与えてくださいました
たとえ反対に遭っても・・・
いい考えがあります
ネヘミヤを反逆の罪で
訴えるのはどうでしょう
こうなったら攻め込むしかないだろう
殺されるまで待ってろと言うのですか?
良くない影響にさらされても・・・
好きな所に住む権利がある そうだろ
選ばれたら おまえも断るんだ
お買い得なのに 賢くいこうよ!
そんなの ただの伝統だろ
畑や羊の世話をしないと
食べていけないし
エホバに仕えてる意味が分かんない
眠れない夜も・・・
エルサレムに行こう
ネヘミヤから目を離すな
やつらは俺たちのやってることが
気に食わないんだ 分からないんですか
何も知らないくせに!
仕事がきつくても・・・
それに仕事が多過ぎる もうへとへとだ
そもそも何で城壁が必要なんだ?
そんな中でも 正しい方法で
エホバに仕えていた私たちは
喜びに満たされていました
私たちはただ城壁を建て直している
と思っていましたが
エホバは私たちの信仰を
建て直してくださっていたのです
エホバがご自分の目的を
成し遂げるために
私たちを集めてくださったことを
私は決して忘れないでしょう
エホバは ご自分に頼るよう
私たちを教え 強めてくださったのです
良い物を食べ ぶどう酒を飲み
持っていない人と分け合いましょう
悲しんではいけません
エホバからの喜びは
皆さんの力となるのです
私の神 私のことをどうか覚えていて
恵みを与えてくださいますように
ネヘミヤには勇気がありました
快適なシュシャンの宮殿にとどまり
そこでエホバに仕えることも
できましたが
そうはしませんでした
必要が生じた時
兄弟たちを助けるために
エルサレムへの長旅をすることを
いといませんでした
でもそれは簡単ではありません
まず ペルシャの王の許可が必要でした
ネヘミヤが勇気を出して王に話すのに
何が助けになったでしょうか
自分の能力や王との
良い関係に頼ったでしょうか
この部分をもう一度見てみましょう
エルサレムが荒れ果て 門も焼け落ちて
しまっていると聞いたので・・・
そうだったのか・・・
それでおまえはどうしたいと
思っているんだ?
すぐに天の父に祈りました
もし私が
王の好意を得ており
王が良いと思われるのでしたら
私をユダに行かせ
そこを再建させてください
行きなさい
エホバは祈りに答えてくださいました
ネヘミヤは すぐにそして謙遜に
勇気を下さる方エホバに祈りました
その後も繰り返し祈りつつ働き
エホバはその努力を祝福されました
それで最初の教訓です
私たちは 苦しい時には
エホバに頼るかもしれません
でも問題が何もない時はどうですか
そのような時にも
エホバに頼るでしょうか
こんなふうに考えるかもしれません
「自分は今の生活に満足している
これまで長年エホバにお仕えしてきた
やるべきことがたくさんあるのは
分かっているけど
自分の分は十分果たした
後はほかの人にやってもらおう」
エホバはこのような態度を
喜ばれるでしょうか
「もっと奉仕を続けることができるよう
勇気と喜びを与えてください」と
エホバに祈り求める方が
良いのではないでしょうか
きっとエホバは 思いも寄らない
奉仕の機会を開いてくださるでしょう
さて エルサレムに到着したネヘミヤは
人々に指示を出すだけでは
ありませんでした
聖書によれば ネヘミヤは毎日
「夜明けから星が出る頃まで」
仲間のイスラエル人たちと
一緒に働きました
私たちが同じように
自己犠牲の精神を示す時
エホバは私たちにも
必要な力を与えてくださいます
イスラエル人は わずか52日で
城壁を完成させました
さまざまな反対の中での再建工事は
まさに偉業と言えます
反対者たちは最初
あざけるだけでしたが
やがて実力行使に出ると言って
脅してきます
当時のエルサレムは 北にサマリア人
東にアンモン人 南にアラビア人
そして西にアシュドドの人たちと
敵に囲まれていました
八方ふさがりと思える状況でした
この局面でネヘミヤはどうしましたか
やはり「神に祈り」ました
そして 「彼らのことを
恐れてはなりません
偉大で威厳に満ちる
エホバがおられることを
忘れないでください」と言って
皆を励ましました
城壁再建の作業が
止まることはありませんでした
敵たちは 自分たちの脅しが
効かなかったことを知って
引き下がりましたか
いいえ 別の手を使いました
ネヘミヤに城壁の再建をやめさせるため
3つの巧妙なわなを仕掛けました
覚えておられますか?
ビデオを見てみましょう
まず ネヘミヤを町の外に
おびき出そうとしました
ネヘミヤにこう伝えろ
「オノの谷あいの平原の村で会おう」
私をエルサレムからおびき出すつもりだ
次に 根も葉もないうわさを流しました
ゲシェム あの手で行くしかないな
トビヤ 書いてくれ
「周りの民族の間で
あなたのことがうわさになっている
ゲシェムも言っていたが
あなたとユダヤ人は
反逆をもくろんでいる
だから城壁を建て直している」
そして 裏切り者を使ってネヘミヤを
わなにはめようとしました
やつらが殺しに来る 今夜だ!
神殿に逃げ込んで 扉を閉めるんだ
シェマヤ 総督である私が逃げるのか?
そんなこと言ってる場合じゃない
いや 私がそんなことをしたら
みんなはどう思う?
安全な場所はそこしかない
それに 私は祭司でもない
神殿に入ることは許されていない
私は入らない!
俺の言う通りにするんだ
そうか
トビヤとサンバラテの差し金か
この裏切者!
エホバは 敵たちと あなた方
偽預言者たちを処罰される
行こうハナニ 仕事に戻ろう
敵は 3回わなを仕組みましたが
3回とも失敗します
ここから2つ目の教訓が得られます
私たちも ネヘミヤのように
敵たちからの妨害を受けるでしょう
その1つは 私たちを
妥協させようとするわなです
例えば エホバへの奉仕の手を
少し緩めれば
この世界で成功できると言う人がいます
しかし私たちは 神の王国を
第一にした生活をしているので
妥協はしません
この世界がどこに向かっているかを
知っているからです
また敵たちは 根も葉もない
うわさを広めます
ある国では 私たちが国家を脅かす
存在だと非難されています
裁判で私たちが勝訴した例もありますが
どんな結果になるとしても
エホバが物事を導いてくださることを
確信できます
そして エホバに仕えているふりをする
人たちからの攻撃もあります
命を守るため ネヘミヤに神の律法を
破るよう唆したユダヤ人がいたように
偽兄弟たちは 私たちが
何かの点で妥協するよう
わなを仕組んでくるかもしれません
それでも 命が救われるためには
神の律法を破るのではなく
それを守る必要があることを
私たちは知っているので
そのような背教者たちを退けます
結局 ネヘミヤはわなに
はまりませんでした
なぜでしょうか
頭が良かったからでしょうか
そういうことではありません
いつもエホバに頼ったので
エホバが彼に敵の策略を見抜く
洞察力をお与えになったのです
城壁再建の後
ネヘミヤはしばらくの間
エルサレムを離れました
戻ってきた時 そこは
どうなっていましたか
真の崇拝は 嘆かわしい
状態にありました
これまで すでに一生懸命
働いてきたネヘミヤは
どのように考えましたか
「私はもう十分にやった
後は 誰かに任せよう」と言って
投げ出すこともできたでしょう
でも そうはしませんでした
見てみましょう
どうして神の家を
ないがしろにしているのですか
みんなでこの部屋を清め
全て元に戻しなさい
律法を知ってますよね
安息日には仕事も商売もしてはいけない
帰りなさい!
あなたは エホバに仕えていない人と
結婚しないと誓いましたね
なぜ エホバの命令と
自分の誓約を軽んじるのですか
エルヤシブの孫は
ベト・ホロンの人と結婚しています
サンバラテの娘です
他の民族の娘をあなたたちの息子や
自分のために迎えてはなりません
あなたは祭司職を汚しています
祭司を辞めて
エルサレムから出ていきなさい
時間はかかりましたが
再び真の崇拝が
行われるようになりました
ネヘミヤは最後までやり抜きました
なぜそうできたのでしょうか
喜びがあったからです
ネヘミヤの喜びの一番の理由は
城壁を完成させたという達成感でも
城壁があるという安心感でも
ほかの人の行動でもありませんでした
ネヘミヤ自身こう述べています
「エホバからの喜びは
皆さんの力となるのです」
それで 3つ目の教訓です
どんな試練や障害があっても
喜びの一番の理由は
エホバとの良い関係にあるので
私たちは幸せでいられます
ネヘミヤは私たちと同じ
不完全な人間です
また モーセやヨシュアが見たような
奇跡を見ることもありませんでした
では ネヘミヤが成功したのは
どうしてですか
エホバに祈り エホバを信じ
エホバに頼ったからです
そして エホバご自身が
ネヘミヤのために行動し
その努力を導き 祝福されたことに
疑問の余地はありません
終わりの日に住む私たちも同じです
エホバに祈り エホバを信じ
エホバに頼りましょう
エホバは必ず祝福してくださいます
ネヘミヤに 勇気 力 洞察力
粘り強さを与えたエホバは
あなたのことも必ず
支えてくださるでしょう